昨晩の新生・日本代表。
今夏、浦和レッズからベルギーリーグのシント=トロイデンVVに移籍した、
遠藤航選手が日本代表のゲームに出場した。
ロシア・ワールドカップで出場機会が無かっただけに嬉しい登場。
おまけに、ボランチで。
つくづく、航はスゴイ! と思う。
航は、ロシア・ワールドカップで、ベンチからとは言え世界大会を見て来た。
その舞台でプレーするには世界でのプレー経験が必要、と言った。
そんな事を言っている矢先、ロシアから帰国して間髪入れずに事が動いた。
航は、めでたくベルギー移籍が決まった。
その際、航は、ボランチでの出場希望を先方に伝えている。
リオ予選、リオ・オリンピックの時、航は、ボランチとして出場した。
ハリル・ジャパンのワールドカップ予選でも、一度、ボランチとしてアウェイゲームにスタートから出場している。
しかし、前所属チームの浦和レッズでは、ディフェンダーとしての出場。
リオ・オリンピックで世界経験をし、彼は、世界でやるならボランチが自分にとって適正だと考えた。
だからこそ、今夏の移籍はボランチで、と言っていた。
その後、移籍したベルギーで、ボランチとして試合出場している。
そして、今回、日本代表でもボランチとして出場した。
昨晩の2点目。
南野拓実選手(レッドブル・ザルツブルグ)のゴールは、航のアシストだった。
ボランチでありながら、ペナルティーエリア内にスルスルと進入してパスを受け、その後、中央の南野選手へ折り返してアシスト。
航が、ベルギーで初得点した時、ボランチで出場したと思ったら、シャドウ(トップ下)だったと聞いた。
元々ディフェンダーだった彼が、シャドウで出場してゴールを決めた事は、私にとって衝撃だった。
航が高校生の頃(湘南ベルマーレ・ユース時代)、彼の本職は、センターバックだった。
センターバック以外にも、彼の将来の為に、サイドバック、ボランチでの試合経験も積ませていた。
しかし、シャドウという発想は、私の中には全く無かった。
外国へ行き、全く新しい土地で、外人監督の下で、斬新な起用だと思った。
昨晩2点目のアシストは、ベルギーでの初ゴールをイメージできた。
子供の頃、スーパーなタレントでは無かった航。
だからこそ、航の今までの有言実行を本当にリスペクトしている。
ドイツサッカースクールの子供たち、もちろん日本中のサッカー少年たちに夢を与えてくれている。
昨晩、改めて凄い男だと思った。
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