昨晩、教え子の遠藤航が日本代表戦に出場した。
昨晩は、ワールドカップ・ロシア大会の予選。
日本代表にとっては、ワールドカップ出場を懸けた重要な一戦。
試合前、航が出場することを知り驚いた。
先週行われた日本代表のテストマッチに、航は出場していなかった。
しかし、日本代表にけが人が多かった事が影響し、急遽、スタメンに抜擢されたのだろう。
メディアでも、航が先発出場する事は予想されていなかった。
それだけに、私自身も大きな驚きであった。
航は、相変わらず、何か持ってるな~! と思った。
かつて、西村さんの夢は何ですか? と聞かれ、
『 日本代表 vs ドイツ代表 の試合で、両チームに教え子が出場すること 』
とマイクで大々的に答えたことがある。
未だに、その夢は達成できていない。
しかし、ドイツ代表には、
マルセル・シェーファー
クリスチャン・トレーシュ
スベン・ベンダー
ラース・ベンダー
が選ばれた。
そして、日本代表には、航が選ばれた。
昨日の試合前、多分、私が緊張していたみたいだ。
航は、今や立派なプロ選手なのだが、教え子だからこそ活躍を願えば願うほど緊張する。
更に、負けられない戦いであるワールドカップ予選だから、と言うのもあっただろう。
なんとなくソワソワしている自分がいた。
そんな私の不安は、試合が始まったら何もなくなった。
航は、昨晩、自分の長所を生かしてプレーした。
派手なプレーは少なかったが、良いポジショニングとカバーリングで、堅実にプレーし、チームに貢献した。
日本代表は勝ちはしなかったが、アウェイでのワールドカップ予選で大切な勝ち点を積み上げた。
次戦8月31日、日本代表はホームにオーストラリアを迎える。
大一番になるが、また、航が出場し、そして、ワールドカップ行きを決められる事を切に願う。