先日、教え子から電話があった。
電話をくれたのは、県外の高校へ進学した現在高校３年生の教え子からだった。

私は、AC長野パルセイロジュニアユースで彼を指導した。
最近、彼が所属する高校サッカー部が高校選手権・新潟大会で優勝し、全国大会出場を決めた。
その報告で電話をしてきてくれた。

更に、高円宮杯U18プリンスリーグ北信越で２位となり、U18の最高峰であるプレミアリーグへの参入戦も控えている。
高校選手権、そして参入戦への抱負をしっかりと話してくれた。
顔は見えないが、声から察するに、かなり自信のある口調に感じた。
サッカーでの大学進学も決まっており、順調のようだった。

私は、彼が小学５年生の時にグラウンドで初めて見た。
その瞬間、彼に興味を持った。
その後、彼は、AC長野パルセイロジュニアユースに入団した。
当時、私は、AC長野パルセイロジュニアユースで監督をしており、彼の指導にあたった。
子供の頃から、自分の思った事をきちんと言える子で、大人相手にも普通に会話が出来る子だった。
そのチームでもコミュニケーション・スキルの低い子供たちが多い中、彼は、例外だった。
プレーに関しても、アイディアが豊富で、そこでそれをやるか？と大人を驚かせるプレーをやってのけた。

いつの日も、教え子たちからの連絡は嬉しいものだ。
そして、教え子たちの活躍は、本当に嬉しい。
それは、一緒にグラウンドで汗をかいたからだ。
子供たちは、笑い、喜び、泣いて、悔やんで、育っていく。
そして、一人前に自立していく。
教え子たちの成長、活躍をいつも陰ながら応援している。

皆、すべてのチャンスを自分に引き寄せる努力をして欲しい。
今は、彼がぜひ正月の高校サッカー選手権でブレイクできる事を願っている。
彼自身も望んでいるはずだ。

頑張れ！