嬉しいニュースが入ってきた。
俺の1860ミュンヘン時代の教え子が、リオ・オリンピック・ドイツ代表にオーバーエイジ枠で選出された。
それも2人だ。
スヴェン・ベンダー(ドルトムント)
ラース・ベンダー(レヴァークーゼン)
名前の通り兄弟であり、そっくりな双子だ。
最近、教え子が代表に入っているのは、オーストリア代表のユリアン・バウムガルトリンガー(今季マインツからレヴァークーゼンへ移籍)とUSA代表のファビアン・ジョンソン(ボルシアMG)。
しかし、ドイツ代表に選出されたのは、2008年マルセル・シェーファー、2009年クリスチャン・トレーシュ(共にヴォルフスブルグ)以来で、久々だ。
俺は、1860ミュンヘンの育成コーチだった2000年、U11のバイエルン州カップ決勝で、ウンターハーヒング(当時ブンデスリーガ1部)に敗れた。
優勝したウンターハーヒングには、強烈なアタッカーが二人いた。
それが、ラースとスヴェンだった。
試合後直ぐにダイレクターに2人の存在を報告し、1860ミュンヘンとして、彼らの獲得に動いた。
バイエルン・ミュンヘンよりも早く彼らとコンタクトを取り、1860ミュンヘンが2人を獲得した。
俺は、帰国後、所属していた湘南ベルマーレのスポンサーパーティーでの壇上で挨拶したことがある。
その内容は、『 自分の夢は、ドイツ代表と日本代表が対戦する際に、両チームに教え子が出場すること 』だった。
今夏のリオ・オリンピックには、日本代表として教え子の遠藤航が出場する。
もし、決勝トーナメントで、ドイツ代表と日本代表が対戦できれば、数年前に言った事が現実になる。
遠藤航が出場するから楽しみにしていたが、もう一つ楽しみが増えた。
さて、乞うご期待!