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黙祷!脱帽してご起立下さいと言う促しに素直になる

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先週末のJリーグ・チャンピオンシップ決勝第二戦。
試合前、ブラジルサッカーチーム・シャペコエンセのチャーター機墜落事故で亡くなった方々に向けて黙祷が捧げられた。
その時は、観客に向けて脱帽とその場に起立を促す放送もあった。
私は、キャップをかぶっていたが、黙祷の時には帽子を脱いだ。
多くの方々が、帽子を脱いだが、脱がない人たちも大勢いた。

あの光景に私は驚き、呆れた。

亡くなられた方々を哀悼するため、脱帽して起立し黙祷を捧げる。
せめてもの礼儀のような気がする。

サッカーの国際マッチでは、試合前に必ず国歌斉唱が行われる。
スタンドのお客さんも起立する。
ドイツでは、その際には、脱帽し共に国歌を斉唱するのが自然な行為だ。
私は、あの静寂したスタジアムの雰囲気が好きだし、その後に湧き上がる戦いへの歓喜となる光景も好きだ。
スタジアム全体に広がる、あのメリハリある雰囲気が良い。

しかし、日本代表戦のホームスタジアムで周囲を見渡しても、脱帽する人の方が少ない気がする。
国歌斉唱で、脱帽義務が必要かどうかは分からないが、ドイツと日本では、その礼儀作法、雰囲気に大きな違いを感じる。

 

サッカーに限らず、お寺でも同じように礼儀作法が守られない現実がある。
先日、長野市・善光寺へ行った際、本堂の入口にいた善光寺関係者が、『 脱帽してください 』 と参拝者に告げていた。
多くの方が本堂の入口で一礼して入場するのだが、ここ最近は帽子を被ったまま、一礼もせず本堂へ入り、歩き、お参りする方々が大勢いる。
私は、せめて、帽子くらい取りましょうよ、と思うのだが、やはり価値観が違うようで。

 

頭にかぶっている帽子を取ること。
それほど難しいことではない。
敬意を払うときは、脱帽したほうが良いでしょう。

相手に敬意を払う動作で、脱帽すると言う習慣が薄れている。
最近は、ファッションだから!と言って反論する人も多々いる。

しかし、これは人として必要なマナーではないでしょうか?
時に相手に敬意を表す時は、脱帽は必要な行為です。

如何ですかね。

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