先週末、6年生チームの用具管理の悪さについて、日曜日のブログに書いた。
解散前のミーティングの時、子供たち10人に聞いた。
自分達の水筒や用具を持って、コート端から着替えバックが置いてある場所まで移動する時、チーム用具のテントが一緒に置いてあったことを知っていた、分かっていた人は?
1人だけが、『 知っていた 』と答えた。
彼は、知っていたにも関らず、重いテントを運ぼうとしなかった。
仲間に一緒に持って行こうとも言わなかった。
そのことに対して、彼にきちんとお説教した。
テントはかなり大きい。
ちっちゃな水筒やすね当てなどと一緒に置いてあり、俺は、あれだけ目立つ物を子供たちが気が付かないのはおかしい、と思っていた。
長く色々な話をした。
すると、1人の子が、『 自分も知っていた 』 と言いだした。
さっきは、知らなかったと対応していた子だ。
彼に、何故、最初に知っていた事を明かさなかったか聞いた。
彼は、かなり長く沈黙を貫いていたが、最後に涙ながらに答えた。
『 怒られると思ったから 』
その後、他の子たちにも聞くと、数人が 『 知っていた 』 と答えた。
彼らも同様に、怒られるのが嫌で、怖くて、自分から言い出せなかった。
誰だって怒られるのは怖いし、嫌だ。
しかし、その場を上手くごまかせても、子供たちの心の中に必ず汚点は残る。
自分がやらかしながら、上手く言い逃れても、本人は真実を知っている。
それは、後々苦しくなる。
怒られる事が分かっていながらも、正直に真実を言えることの大切さを、子供たちに伝えた。
その場は上手くごまかせても、後々、悪いことは必ずばれるものだ。
そして、上手く言い逃れる子は、いつの日か、積み重なって大きな問題を引き起こす。
俺は、子供たちを、全員各々にきちんと説教した。
自分が知っていた事を、時間はかかったものの正直に言えた子供たちの勇気と正直な心を褒めた。
子供たちは、今回、ミスをした。
そのミスから子供たちは学ぶと思う。
そして、必ず成長する。
今後の子供たちの行動に期待したい。