食事の好き嫌いが多い小学三年生の子供のお母さんと話をした。
その子は、ドイツサッカースクール・キャンプに良く参加しているので、好き嫌いが多いのは知っていた。
昨年から、キャンプ中の彼は、食事毎に苦戦していた。
特にピーマン。
確かにキャンプでは、コーチ陣から子供に『 嫌いなものも食べましょう! 』 と言う。
家では、嫌いなものを食べなくても許されるかもしれないが、キャンプでは食べるように促される。
みんな、しかめっ面をして嫌いなものも口に含む。
しかし、仲間との良い関係もあり、子供は嫌いなものを頑張って食べることが出来る。
先日のキャンプ2日目の昼食メニューはカレーライス。
『 さすがにカレーライスだけは順調に食べてましたよ 』
すると、お母さんは、言った。
『 実は、ピーマンの入っていないカレーライスを探したみたいで、、、 』
それを聞き、俺は、噴出して大爆笑してしまった。
俺は言った。
『 よく考えましたね 』
小学生3年生が、苦手なピーマンを避ける事を自分ながらに考えたようだ。
その考えて実行した彼を、俺は賞賛することができる。
彼は、自分なりに考えて行動した。
そして、嫌いなピーマンを食べなくて済んだ。
誰かに迷惑を掛けたわけでもない。
それに対して、俺は、たいしたもんだ、と思う。
思わず大笑いしたくなる。
俺は、子供たちに、常日頃から、自分で考える事を求めている。
自分で考えて、行動する。
他人から言われて行動したり、他人の真似をしたりするのでは無くだ。
だから、子供が自ら考えようとした行為は褒める。
とても素晴らしい事だ。
子供の発想は豊かで、大人が考え付かない事もある。
そのアイディアや、考える力を尊重したい。
お母さんに、最後、伝えた。
『 次回のキャンプでは、彼は、俺の前に座り、ピーマンを食べることになりますね 』 笑
乞うご期待!