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『骨折を時代背景から振り返る』 原田さんのちょっと小耳に入れたい話 vol.7-②

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さて今回は、骨折の話。

骨折と言えば大きなけがですが、案外身近に起こる事でもあります。

時代背景から振り返ってみたいと思います。

私はいわゆる団塊の世代の方々の尻尾を追いかけている年代です。

団塊の世代の方や私自身が子どもの頃は、栄養が足りないから成長が悪い、子どもが大きくならないね等と言われていたのに、現在までに日本人の食生活が大きく変わり欧米化した事を実感し、体験してきました。

子どもの遊びや運動事情にも変化がありました。

食糧がまだ潤沢にある訳ではない時期からバブル景気、高度経済成長で余った食材・食品を躊躇なく廃棄する時代になり、いわゆる洋風化した献立が食卓に並ぶようになった事、遠くの店まで買い物に行かなくても近くにコンビニがあったり、そこではファストフードやスナック菓子が手軽に入手できるようになりました。

成長曲線は毎年上にシフト=つまり、身長も伸び、体重も増え体格は年々向上して、それが良い事という認識でした。

最近ではあまり耳にしませんが「肥満児」と言う言葉もその流れから生まれ、実際にクラスに何人かはビッグサイズの同級生がいたように記憶しています。

そんな私の子ども時代の遊びと言えば、鬼ごっこや馬飛び、縄跳び、ゴム段など戸外で体を使って遊ぶのが普通でした。

子育ての時期にも相変わらず肥満児はおりましたし、子どもの体格は向上したものの、今度は体力がないと言われる時代になりました。

「最近の子どもは直ぐに転んで骨折する」「栄養が偏っているのではないか?」などと言われて、今や小学校の健康診断でも「生活習慣病」の検査項目が入れられるようになっています。

成人病と言われていた肥満や高脂血症などは、研究や調査が進むにつれて生活習慣に起因していることが明らかになり、名称も「生活習慣病」と変更され、ならば小さいうちから取り組んで予防すべき、となってきたのです。

子どもの遊びもファミコン(今や死語?)やネットゲームなど体を動かさないものに変わり、自分では考えなくても物事が進んでいくようになりました。

「生活習慣病」対策では、子どもの遊びも含めて運動不足な習慣も見直されています。

そんな時代の流れから、特に成長期の骨折を上手に予防できたら良いと思いますので、大きく3つのポイントに分けて考えてみたいと思います。

つづく。

 

ドイツサッカースクール・メディカルスタッフ
森林セルフケアステーション Zitterhouse
原田 純子

389-1303長野県上水内郡信濃町野尻3884-410
026-255-3817.
zutterhouse@outlook.jp

【経歴】
元浦和レッズ・ハートフルクラブ メディカルスタッフ
元三菱重工サッカー部 マネージャー
元公益財団法人 三菱養和会 メディカルスタッフ
元青山学院初等部 養護教諭

【資格】
保健師
看護師
養護教諭
高等学校教員(保健)
森林セルフケアコーディネーター(NPO法人日本森林療法協会)
森林セラピスト(NPO法人森林セラピーソサエティ)
森林ソムリエ(フィトセラピー協会)
メディカルハーブコーディネーター(日本メディカルハーブ協会)

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