先日、たまたま友人と教え子の話になった。
友人が、教え子を知っていた事に驚いた。
その教え子とは、オーストラリアで活躍しているタスク(関谷 佑)。
湘南ベルマーレ・ユース時代の教え子。
タスクは、ベルギーのシント・トロイデンで活躍する日本代表のワタル(遠藤航)と湘南ベルマーレ・ユース時代の同級生。
たまたま友人が知っていて、話題になった。
先日、タスクは、元日本代表の本田圭介選手が所属するメルボルン・ビクトリーとカップ戦で対戦した。
本田選手は、移籍後すぐだったため出場は無かった。
タスクは、その試合で2ゴールをあげ、チームが見事な勝利。
【ゴール】http://www.soccerdigestweb.com/news/detail3/id=46057
タスクのチームはオーストラリア2部リーグ所属でありながら、本田選手所属の1部リーグのチームを破る大金星。
https://qoly.jp/2018/08/21/sekiya-tasuku-works-part-time-as-a-dishwasher-at-the-opera-house-iks-1
タスクの2ゴールで勝利とは、たいしたものだ。
タスクは、青山学院大学の学生だった時、電話で相談をしてきた。
『 大学卒業後、ドイツへ行ってプレーしたいんですけど、どう思いますか? 』
『 何の目的でドイツでプレーしたい? 』
『 ドイツでプロになりたいです 』
『 ドイツでプロになれる選手のレベルであれば、通常Jリーグのクラブからオファーがあるよ。Jクラブからのオファーはあるのか? 』
『 ありません 』
『 日本でプロになれないなら、ドイツへ行っても厳しい。
もちろん、例外もあるが、ドイツへ行ってプロになれる大学生なら、間違いなくJリーグからオファーが来る。
Jクラブからオファーが無ければ、ドイツでプロになるのは難しいよ 』
その時、タスクにかなりきつい内容の話をした。
一年後、彼から長野へ遊びに行きたい、と連絡があった。
タスクは、同じくベルマーレ出身で、青山学院大学サッカー部の後輩のナルキを連れてやってきた。
二人は、ドイツサッカースクールで長野の子供たちとボールを蹴ってくれて、その後、我が家で一杯やった。
その時に、タスクが、海外へ行きたい、と切り出した。
ナルキも、大学卒業後、海外でプレーしたいと言った。
私は、彼らに伝えた。
『 もし、人生勉強の為に海外へ行きたいのなら応援する。
海外生活は、旅行とは異なり、色んな困難ばかりだから人間磨きになる。
将来、社会で活躍する為に、人生経験をしたいというのなら、海外へ行く事は、素晴らしいだろう 』
後日、タスクからオーストラリアへ渡ると連絡を受けた。
オーストラリアのクラブと契約した話も聞いた。
彼は、オーストラリアで英語の勉強をし、将来、仕事に活かせるようになりたい、と言った。
プロになる為、ではなく、自分の肥やしを身に付ける為に、海外へ行く事を決めた。
もちろん、その延長にはサッカーもあった。
今回、タスクのニュースを見て、嬉しくて連絡した。
すると、サッカーはもちろんだが、英語も頑張っているようだ。
元々進学校出身のタスク。
英語の勉強も大いに進んでいることだろう。
今後の彼の活躍を期待している。
タスクに会いがてら、オーストラリアへ旅をしたいものだ。
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