ヴォルゴグラードで 日本代表 vs ポーランド代表 を観戦した。
今までに、日本代表の試合は沢山見てきたが、海外で見るのは初めてだった。
ここはロシアのヴォルゴグラード。
そのスタジアムのピッチに、日本代表がいる。
98年フランスワールドカップでは、パリに2ヵ月間住み、十数試合を観戦した。
しかし、あの時は、日本代表戦を見る事は無かった。
ワールドカップで、緑のピッチに日本の国旗が広がるのを初めてみた。
音楽が鳴り、選手が入場する瞬間。
スタンドから、日本サポーター達は皆、青のビニール袋を大きく振った。
青がたなびくスタンドでの大きな歓声に、背筋がゾクゾクした。
国歌斉唱。
海外のワールドカップで初めて聞く、自国の国歌。
言葉に出来ない感覚だった。
感動した。
試合終盤、他会場の途中経過から、日本代表は、攻めずにボールキープを続けた。
お互いに攻めない、奪いに行かない、という消極的な試合になった。
スタンドでは、ブーイングがおきたが、それは、地元ロシア人の方々。
日本、ポーランドに関係の無いロシア人は、エンターテインメントを楽しみに来ていたので、ブーイングが起こっても無理は無い。
まー、ロシア人達には、この試合の結果は、全く関係無いので。
スタジアムで、スマホの他会場結果を見ながら、目の前の試合を見る。
これが、ワールドカップのグループリーグ3試合目。
遂に、日本サッカー界も、ここまで来たんだな、と思った。
子供の頃から見てきたワールドカップ。
テレビで観戦していたグループリーグの3試合目は、他会場の途中経過を見ながらの戦いになる事が多くある。
日本代表が、決勝トーナメント出場を賭けて戦う姿を見て、世界の中での日本サッカー界の成長を見た。
日本サッカー界に関わる1人として、この試合展開に感動した。
戦い方は低調ではあったが、試合後、日本代表の決勝トーナメント進出が決まり、スタジアムにいた多くのサポーターは、盛り上がっていたし、喜んでいた。
国内では色々と物議を醸し出した戦い方であった。
しかし、時間と費用と労力を掛けて現地まで観戦、応援に来ていた日本の方々にとっては、その試合は敗者だったが、決勝進出決定の嬉しい瞬間に立ち会うことができた。
丁度、モスクワで見た、フランス代表 vs デンマーク代表 戦も一緒だった。
こちらも他会場の途中経過により、お互いにファイティングスピリットの見えないゲームになった。
ロシア人は、ブーイング。
しかし、試合後、フランス人もデンマーク人も大喜びだった。
2試合同じような試合を見ての感想は、これが、ワールドカップ、グループリーグの3試合目、だった。
熱い戦いは見られなかったが、これもワールドカップ。
存分に満喫できた。
遠方まで旅をして、スタジアムへ足を運んでよかった。
見る価値があった。
これぞワールドカップ。
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