ロシア・ワールドカップへ、参上!
フランス代表 vs デンマーク代表。
スタンドは、約78000人のサポータで超満員。
強烈な熱気。
そして、興奮!
腹の中から何かがこみ上げてくるような感じ。
スタンドからの地鳴りに身震いする。
さすが、世界最高峰の大会、ワールドカップ。
フットボールに携わる者として、この瞬間に立ち会えたことは本当に幸せだ。
国歌斉唱。
デンマーク、フランス共に、ヨーロッパで地続きだから、自国から大勢のサポーターが集まってきていた。
それぞれに自国の国家を大合唱。
フットボールスタジアム全体での国家斉唱。
背筋がゾクッとするほどの高揚感。
この瞬間がやめられない。
他国の国歌ながら、国民が大合唱する姿、その歌声にはいつも感動する。
試合は、グループリーグの3試合目。
フランスは、決勝ラウンドへの通過が決まっていた為、メンバーを多少落としていた。
しかし、その中、今大会で注目していたグリーズマンはスタートから出場し生で見られた。
そして、途中出場ながら、これまた今大会の目玉の エムバペ も。
グリーズマンのトラップは、絶妙。
エムバペの超高速ドリブルは、切れ味満点。
エムバペは、まだ19歳。
強烈なタレントが世界サッカー界に登場したと思う。
強烈の一言。
異次元だった。
なんか、世の中に、メッシやクリスチャーノ・ロナウドが現れたときのような感覚だった。
新しいスター誕生、と言った感じだ。
後半、0-0の状況が、他会場の結果もあり、両チーム決勝ラウンド進出が見えていた。
この状況は、先日、物議をかもした 日本代表 vs ポーランド 戦と同様。
フランスとデンマークは、日本代表同様に、無理な攻撃をしなかった。
リスク回避。
その為、後半は、丁重なゲームになりスタンドからブーイングが起こっていた。
これがワールドカップのグループリーグ。
グループリーグは、3試合トータルの結果で決勝ラウンドへの進出が決まる。
この試合のみの戦いでは無く、3試合を通しての戦いだ。
フランスは、この状況のまま行けば、1位通過。
1位通過すれば、次の試合は、他のグループの2位との対戦。
2位通過するよりも、条件は良い。
デンマークは、この状況のまま行けば、決勝ラウンドへ進出。
両チームにとって、3試合を通じて、好条件の0-0だった。
両チーム共に、決勝ラウンドへ向けて、余分なイエローカードをもらいたくない。
連戦続きなので、ゲームの中で無駄な体力を使わない。
だから無理して攻撃をしない。
無理してボールを奪いに行かない。
リスクを負わない。
この試合だけを見に来た現地ロシア人からすれば、無気力なゲームになり大ブーイング。
しかし、試合後、フランスサポーター、デンマークサポーターは、共に、ガッツポーズで笑顔。
喜びを爆発させていた。
終盤の無気力なゲームも、グループリーグ3試合による好結果。
これが、ワールドカップ。
後半、激しい熱い戦いが見られなくなり、多少残念な面もあったが、ワールドカップのグループリーグ3試合目の戦術、戦い方を存分に味わった。
これぞ、ワールドカップだった。
ワールドカップを現地で見たのは、98年のフランス大会と、2002年の日韓大会。
海外で見たのは、98年以来。
久し振りにワールドカップを生で見て、陶酔してしまいました。
サイコー!!!
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