先日、東京で発見したこと。
東京在住又は、そこに詳しい人たちにとっては発見とは言わないかもしれないが、私は長野県人である。
私は東京出張中で、スーツケースを持っていた。
基本的に東京でスーツケースを持って歩くのは嫌いだ。
昔、ドイツに住んでいた頃、帰国する時、飛行機に預けられる最大のスーツケースを持って歩いていた。
だいたい2週間くらいの旅になるので、いつも大荷物だった。
ドイツ国内の移動は、エレベーターなどの設備は充実していて、便利だった。
ドイツから飛行機で成田空港や羽田空港へ、到着。
しかし、そこからの日本国内の移動がいつもうんざりだった。
30キロ以上のスーツケースと手荷物を持って、都内で人ごみの中、地下鉄に乗る。
エスカレーターの無い階段が多いので、いつも汗だくになり重たいスーツケースを渋々持って、歩いていた。
先日、東京都内でスーツケースを引いて地下鉄を降りると、目の前にエレベーターがあった。
ラッキー、と思い、エレベーターで改札階へ。
改札を出ると、また、目の前にエレベーターが。
これまたラッキー、と思い、乗車すると、地上へ出られた。
都内でスーツケースを持って、こんな快適な経験をした事は無かった。
地下数階から、一度もスーツケースを持って階段を歩くことなく、地上へ出られた。
完璧なエレベーターの連続だった。
今回、時間のある時は、地下鉄の駅で、エレベーターを探してみた。
すると、駅の何処かしらにエレベーターがある。
そりゃそうだ、身体の不自由な方、お年寄りの方には、必需品だ。
すぐ近くには無いので、駅の中で少し歩かなければならないが、エレベーターでスーツケースを運ぶことが出来た。
海外に行く時のような大きなスーツケースでは無いが、エレベーターは、快適だった。
かつて日本の駅は、ドイツとは異なり、エスカレーターが少なすぎるとぼやいていた。
しかし、エレベーターがあちこちにあるのは、自分にとっては新しい発見だった。
さすが東京、と思いながら長野に帰ってきました。