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Jリーガーの身体を酷使する天皇杯の元日決勝

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ドイツから日本に帰国した十数年前から、ずっと思っていることがある。

『 天皇杯の元日決勝は、選手たちのためにやめた方が良い』

 

プロサッカー選手は、12月上旬にJリーグが終了すると、オフ期間に入る。

一年間、酷使してきた身体とメンタルを回復させる為に休養を取る。

次のシーズンに向けて、この充電期間は大切になる。

 

しかし、日本では、元日の天皇杯決勝が慣例として実施されている。

その為、天皇杯に勝ち上がったチームは、オフがどんどん短くなる。

 

今年の元日、天皇杯を戦ったのは、鹿島アントラーズとヴィッセル神戸。

そして、鹿島アントラーズは、1/28にACLプレーオフがあったため、シーズンインが最も早かった。

下記の記事から見ると、鹿島アントラーズは、昨季の公式戦最終戦(天皇杯決勝)から今季トレーニングの始動日まで、6日しかなかったという。

もちろん、主軸組は、さらに休みを増やしたらしいが。

なぜ、このようにオフがなくなるかと言えば、天皇杯決勝を元日に行うからだ。

勝ち上がった4チームは年末に準決勝を戦い、更に2チームは元日に決勝を戦っている。

それが、本来選手たちが休養をとり心身ともに回復する時間を奪ってしまっている。

 

私も元日に国立競技場へ行き、天皇杯決勝を見たことが何度もある。

いつも、スタジアムは満員。

晴着や着物を着たお客さんがいたりもして、お正月気分で迎える元日決勝は雰囲気が良い。

スタジアムへ行かなくても、毎年、元日の午後は、天皇杯をテレビで見る。

 

今回、鹿島アントラーズが、ACLプレーオフに敗れたため、オフ期間が話題になっている。

 

しかし、私は、ドイツから帰国した時からずっと、選手たちのオフ期間を潰すことになる天皇杯元日決勝の日程を変更した方が良いと思っていた。

サッカー界にとっては、伝統ある文化的な天皇杯元日決勝。

しかし、選手の身体を考えれば、日程変更をするべきであろう。

オリンピックに向けて国立競技場の改修中は、元日に決勝をやらなかった。

それにより、選手たちのオフ期間は、確保された。

国立競技場が完成したら、また決勝は元日に戻された。

 

もし、今季、鹿島アントラーズに怪我人が続出したら、元日決勝という日程を見つめなおす必要があるだろう。

興行としては最高だが、選手あってのサッカー界なので。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200206-00032157-forbes-spo

 

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