2020年度 トゥラウムアカデミー・ジュニアユース新規生・体験練習会(現小学6年生対象)長野市サッカークラブ
9月23日、名古屋グランパスが風間監督を解任したと発表した。
そして、ほぼ同時に、後任監督はフィッカデンティ氏だとも発表された。
風間監督の独自のスタイルで攻撃型のチームから、フィッカデンティ氏の守備的なスタイルに様変わりする、と私は思う。
風間監督は、攻撃で意図的にボールを動かし主導権を握る。
フィッカデンティは、守備の意識は高いが、攻撃は個人任せの印象が強い。
二つの全く異なる方向性。
私は、独自のスタイルを持っている監督のサッカーを見るのが好きだ。
特に、日本では数少ない攻撃スタイルを貫く風間監督のサッカーを見るのが楽しみだった。
風間さんが川崎フロンターレの監督だった時、スタジアムで試合を見ただけでなく、川崎まで練習も何度か見に行った。
そして、名古屋へも風間さんのトレーニングを見に行った。
それは、彼のサッカーに強い興味があるから。
風間さんが名古屋の監督になってから、観客動員数が伸びているという話を聞いた。
それは、風間さんの作り出すプレゼンテーションを見たいと思う人が多いからだと思う。
プロサッカー界は、結果が全て。
しかし、理想を貫き通す風間さんのサッカーに共感する人が多いのだと思う。
昔、名将ヨハン・クライフは、
魅せて、勝つ!
と言っていたが、風間さんは、魅せることのできる監督です。
スタジアムに集まるお客さんを喜ばせる監督、だと思います。
今回の名古屋グランパスの監督交代劇。
これらが、何を生み出すのか?
今、お客さんが集まるスタジアムを、フィッカデンティの守備的なサッカーで保つことができるのか?
クラブに理想とするサッカー哲学があるのか?
いろんな意味で興味深い監督解任だった。
しかし、風間監督のサッカーが見られなくなるのは、非常に残念だ。