昨日、サンフレッチェ広島の森保監督が辞任された。

２年前、Jリーグ中継の解説で、森保監督にお会いしたことがある。
その時、大学サッカー部の後輩が広島でコーチをしていたので、試合前に後輩に会いに行ったら、森保監督を紹介された。
森保監督とは初対面だったので、挨拶を兼ねて私は名刺を差し出した。
すると、森保監督は、　『　俺、名刺持っていないので、ちょっと待っていてください　』　と、ロッカールームに戻ってしまった。
数秒後に再び戻ってきた監督は、私に名刺を差し出してくれた。
思わぬ名刺交換となった。

Jリーグの試合前に監督さんにご挨拶をして名刺を頂いたのは、後にも先にも、その時しか無い。
森保監督は、現役選手時代は日本代表として活躍し、選手引退後は指導者としてJ リーグで３連覇した偉大な方だ。
しかし、私の中では、とても温かい謙虚な人という印象だった。

当時、スカパーの J １ 中継では、その中継の解説者が試合後の両監督インタビューを担当していた。
森保監督は、そのインタビューでも試合前と同じ温かい謙虚さを感じさせた。
勝利監督になったが、松本山雅FCと、山雅サポーターをリスペクトしてコメントしていた。
しかし、ただ、謙虚で優しいだけではない。
その話をする監督の目、表情、話し方から、監督として、厳しさ、半端ない熱さを感じた。
だから今なお、森保監督は、ものすごく印象にも残っている。

昨日、辞任の報道を見て、とても残念だった。
サッカーのプロ監督として、そして、人として、とても誠実で熱い方だから。
また早く、森保さんがどこかの監督としてピッチに戻ってくる日を、心から楽しみにしています。