J1リーグ、ヴァンフォーレ甲府の吉田監督に久し振りに再会した。

恩師の佐藤さんと甲府で夕食中、ふと思い立った。
甲府へ来ているので、メールだけしておこうと。
ヴァンフォーレ甲府の吉田監督に、メッセージを送った。

『 今、甲府にいます。佐藤さんと夕食してます 』

この当日、ヴァンフォーレ甲府は、川崎フロンターレとのアウェイゲームだった。
だから、タツマさんが甲府にいないのはわかっていたので、メールだけしといた。

しばらくすると、彼からの電話が鳴った。
『 今、甲府へ戻ったので、顔を出します 』 と。

電話の後、なんと15分くらいでタツマさんは登場した。
さっきまで、川崎でJリーグの試合をしていて、チームバスで川崎から甲府へ戻った後、さっとやってきてくれた。
驚いた。
試合直後に来るなんて、思ってもいなかった。

タツマさんに再会するのは、2年振り。
当時、タツマさんが、J1柏レイソルの監督をしていた時、彼の試合の中継で解説をした。

この2年間、メール等のやりとりはあったが、会ったのはゼロ。
熱い握手とハグで、久し振りの再会を喜んだ。
その後は、怒涛のフットボール談義。
J１リーグ、
ヴァンフォーレ甲府、
長野県の少年サッカー、
ドイツサッカースクール、
ドイツ・ブンデスリーガ、
ブラジルの話も。
話は尽きなかった。

しかし、タツマさんは、次節の分析と、翌日のトレーニングの準備へ向かった。

翌日、ヴァンフォーレ甲府のトップチーム・トレーニングを視察した。

トレーニング終了後、タツマさんが、寄ってきてくれて、また、フットボール談義。
タツマさんの行ったトレーニングについて熱く会話をしている途中でも、彼は、私の隣にいた息子にもガンガン話し掛ける。

好きなサッカー選手は？
勉強、ちゃんとしろよ！
息子は、J1リーグの監督にガンガン話し掛けられ圧倒されていた。

タツマさんは、息子以外にもトレーニングを見に来ていたサポーターのおじいちゃん、おばあちゃん、子どもたちに声をかけられると笑顔で陽気に会話していた。
その様子は、タツマさんの人間性のまま、ずっと長い間の知り合いと話しているような、そんな自然な姿だった。
彼とサポーターの雰囲気が、まさにファミリーのようだった。

昔から気さくで明るいタツマさん。
久し振りに会っても、相変わらずだった。
見習うべき姿だと思った。

今後の吉田ヴァンフォーレを注目していこう。

タツマさん、ありがとう！