先日、フットボール関係で働く親友から、面白いアイディアを聞いた。
今年、Jリーグは、Perform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と放映権契約を締結した。
放映権料は、年間約200億円×10年。
昨季から見ると、Jリーグは放映権料で年間約150億円くらいの増収となるだろう。
それにより、Jリーグクラブへの分配金が上がる事が注目を集めている。
J1リーグで優勝すれば、優勝賞金なども含め総額約20億円を得ることができる。
今年は、その影響で、J1リーグで上位争いをするチームは、積極的な選手補強、獲得をした。
人にお金をかけたわけだ。
親友は、私に言った。
今、100億円あれば、フットボールスタジアムを建設できる。
100億円あれば、贅沢を言わなければお釣りが来る。
もし、1年に一つ、100億円のフットボールスタジアムを建設すれば、10年で10箇所建設できる。
日本に、フットボール専用スタジアムが、10箇所増えるわけだ。
ちなみに、長野市で建設されたフットボールスタジアムは、総工費が約80億円だった。
私は、基本的に、Jリーグを、フットボールを、フットボールスタジアムで観戦したい。
昨年は、浦和、柏、名古屋、松本、長野で試合を見た。
しかし、全く行かない訳ではないが、陸上競技場へはほとんど行かなかった。
それは、陸上競技場は、スタンドとピッチの間に陸上トラックや、走り幅跳びのバーンなどがある事により、ピッチからスタジアムが遠いからだ。
陸上競技場は、あくまでも陸上を開催するように建設されている。
だからピッチでフットボールをプレーする選手の熱や、闘う魂を感じずらい。
昨年、クラブワールドカップを観戦に行くか、行かないかを迷った。
日程的なものもあったが、日産スタジアムでの決勝に、正直、あまり気乗りしなかった。
ドイツでは、ブンデスリーガは、ほぼフットボール専用スタジアムで開催される。
(ベルリンのみ例外)
ブンデスリーガのスタジアムで味わう臨場感は、日本の陸上競技場で味わえない。
それは、スタジアムに原因がある。
日本で、プロ野球は野球場で開催される。
テニス愛好家は、テニスコートへ行ってテニスをする。
やはり、フットボールは、フットボールスタジアムで開催される事により、より良いコンテンツになる。
ガンバ大阪の新スタジアムは、日本中で注目されているし、観客動員数も大幅に伸びた。
J2の松本山雅FCのスタジアムには、定着した素晴らしい雰囲気がある。
J3のAC長野パルセイロは、3部リーグでありながらお客さんが多い。
それは、全て、フットボールスタジアムで興行が行われているからだ。
親友が言った「Jリーグの放映権でスタジアムを建設したら素晴らしい」と言う意見に大賛成です。
Jリーグが、どの試合もフットボールスタジアムで見られるようになったら、もっと日本中でフットボールが、身近になると思います。