大学サッカー部の親友が、J1リーグの監督になった。
親友の篠田善之、シノが、J1リーグのFC東京監督に就任した。
俺は、大学の4年間、彼と共に過ごした。
1年目は、四畳半のサッカー部オンボロ寮、2&3年目は、学生アパートに住んだ。
そのアパートが3年目火事になり引越しを余儀なくされたが、また同じ学生マンションに移った。
一緒にサッカーをやり、飯を食べ、テスト勉強もした。
とにかく濃い大学生活を共に過ごした親友だ。
俺が、ドイツから日本に一時帰国した時、シノは、アビスパ福岡でJリーガーだった。
電話で雑談しているうちに、シノを訪ねて福岡へ遊びに行く事になった。
シノは、知り合いに旅行会社の人がいるからと、航空チケットを長野へ送ってきた。
俺は、福岡を訪問し一週間滞在して、シノの練習と試合を見た。
シノは、『 俺のプレーをチェックして欲しかった 』と言っていた。
大学卒業以来、プロサッカー選手になったシノのプレーを生で見る良い機会だった。
俺は、シノのプレーを見て、俺なりの分析を彼にコメントした。
そして、毎晩、博多の屋台を案内してくれた。
シノのサッカー生活からも、福岡の屋台からも、俺は大いに刺激をもらった。
シノは選手引退後、アビスパ福岡で、スクールコーチ、ユースコーチを歴任し、トップチームのコーチをした。
そして、チームの成績不振からトップチーム監督になり、J2からJ1へ アビスパ福岡を昇格させた。
昨季J1リーグで4位だったFC東京は、今季現在13位と低迷している。
前回の福岡での監督人事と同様、今回も、またもやコーチから監督へシーズン途中のチーム建て直しで矢面に立つ。
とても難しい仕事になるだろう。
しかし、久々にシノの監督姿を見られるのは楽しみだ。
是非とも頑張って欲しい。