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心よりご冥福をお祈り申し上げます

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昨日、ドイツサッカースクールの幼児スクールを終えて、一路、甲府へ向った。
Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府でユース以下の育成指導者をしていた仲間のお別れに。

 

昨日は、幼児スクールの後に小学生スクールが入っていたが、スタッフに協力してもらい、急いで着替えて車を走らせた。
仕事絡みで甲府へ走る事はあるが、昨日はいつもと違う、何とも言い難い気持ちだった。
途中の諏訪市で、名古屋から来た先輩と待ち合わせ、そこから2人で甲府へ向った。

 

故人とは、俺が湘南ベルマーレで育成コーチをしていた時、よく練習試合をした。
当時のベルマーレは、J2の中堅クラブ、ヴァンフォーレ甲府は、J2とJ1を行ったり来たりするクラブだった。
お互い、Jリーグの中では資金力の弱いクラブで、自前のグラウンド等は無く、施設、環境が悪かった。
だから、いつもあちこちを転々として試合をしていた。

俺が、週末使用できるグラウンドが無く、また練習試合の相手を探していて故人に電話をする。
すると、いつも快く受けてくれた。
故人は、空いているグラウンドを探し、見つけてくれる。
特に、俺達が神奈川から山梨に来る事を考慮して、なるべく神奈川に近いグラウンドをと考慮して確保してくれた。
いつも温かく、そして思いやりのある、サッカーに熱い青年だった。

故人は、俺よりも年が5つ下。
人生まだまだこれから、という時期だろう。

 

故人の訃報を受け、俺は、先輩、後輩、指導者仲間達に連絡した。
湘南ベルマーレの曺監督にも電話した。
曺さんは、故人について『 彼は、本当に良い子だった 』 と言った。
曺さんだけではない。
俺が電話をした全ての指導者仲間が、同じ事を言った。
それは、俺が思っていた事でもあった。
だから、昨日のお通夜の席には、大勢のJリーグ関係者、サッカー関係者がお別れに集まっていた。
それは、故人の人柄によるのだと思った。

 

昨日、祭壇に飾られた遺影は、俺も知る、いつもの変わらない笑顔だった。
早過ぎるだろうと思い、目頭が熱くなった。

故人には色々と、大変お世話になり心から感謝している。
本当にありがとう。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

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