Jリーグは、来季、また1シーズン制に戻すと発表した。
Jリーグは、昨季、1シーズン制から以前行っていた2シーズン制に戻された。
理由は、Jリーグの観客数と収入が減少していたからだ。
それにより、昨季から、1stステージ、2ndステージの2シーズン制となった。
このシステムでは、2つのステージで優勝は2チームとなる。
年間チャンピオンは、チャンピオンシップで決定される。
チャンピオンシップに新たなテレビ放映権が付いて、Jリーグは収入を得た。
チャンピオンシップは、各ステージで優勝した2チームに、年間を通した成績の上位3チームが出場して決定。
また、J2への降格争いは、年間成績の下位3チームとなった。
非常にややこしかったのが、順位表だ。
2ndステージ中、優勝争いがあるので、まず、2ndステージの順位表を見なければならない。
しかし、降格争いと、チャンピオンシップに出場する3チームは、2ndステージの順位表を見ても分からない。
年間順位表を見なければならなかった。
異なる二つの順位表を見なければ、リーグ全体を把握できないのが、現在のJリーグだ。
まー、一言で、わけが分からんレギュレーションとなった。
そんなことは、やる前から分かりきっていた事。
私は、2シーズン制の採用に否定的だった。
先日、Jリーグは、来シーズンに向けて新しい放映権の獲得がニュースになった。
約210億円×10年で総額約2100億円の高額契約。
現在に比べ契約金が数倍上がった。
近年、減収が続いていたJリーグには、この高額契約は大きな喜ばしいニュースとなった。
この契約により、新たに放映権収入を獲得する為に、何かを企画する必要がなくなった。
その為、2シーズン制、チャンピオンシップは不要になったらしい。
来季、またもや2シーズン制から1シーズン制に戻すことになった。
このニュースで、Jリーグの混迷振りをまたもや感じた。
Jリーグの目的は、何なのか?
目先の収益に振り回されていないか?
Jリーグの決定で、振り回されているのはサッカーファンだ。
ファン不在のJリーグ運営は、更にファン離れを促すと思う。
もっと、地に足をつけたJリーグ運営を、Jリーグが掲げる100年構想を大切にして欲しいと願う。