【2020年度 トゥラウムアカデミー・ジュニアユース新規生・体験練習会(現小学6年生対象)長野市サッカークラブ】
【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】
先日、夜、AFC U23選手権タイ2020を見た。
U23日本代表 vs U23シリア代表。
スコアーは、1-2の敗戦。
その後、森保監督の解任論がネットで出始めた。
まー、日本代表が試合に負ければ、必ず責任論が出てくる。
責任論となれば、監督の解任話。
興味本位に、ネット上にいろんなコメントが飛び交う。
しかし、チームは生き物。
チームを作っていくには、時間も、労力も、かなり必要である。
クラブであれば、シーズン前に約20人強から30人弱の選手を編成し、そこからじっくりチーム作りが始まる。
しかし、日本代表というチームは、沢山の候補選手たちが各チームからリストアップされ、その都度、召集される。
その選手たちに、試合の出場機会を与え、プレーさせる。
選手は、その貴重な出場機会で直ぐに結果を残す選手もいれば、何度となく経験しながら結果を残す選手もいる。
いずれにせよ監督は、選手にチャンスを与えなければチェックが出来ない。
チャンスがなければ、その選手が出来るのか、出来ないのかを確認する事すらできない。
だから、日本代表というチームは難しい。
そんな難しい状況を駆使して、チームを作り上げていく。
もちろん、日本のトップ選手たちが集まるのだから、結果が出なければ、直ぐに責任論が出てくるのだろう。
代表監督の解任論は、世界でも日常茶飯事。
選手にチャンスを与え、経験を積ませ、もし、選手もチームも成長している段階であっても、結果が出ないと監督の首が飛ぶ。
すごい世界である。
U23日本代表は、今年、東京オリンピックを迎える。
今回のAFC U23選手権には、冨安選手(ボローニャ)、久保選手(マジョルカ)、堂安選手(PSV)など、日本代表の若きヨーロッパ組が不在だ。
彼らは、U23代表ではなく、日本代表としての実績と力がある。
彼らが召集されたならば、間違いなく、チーム力は上がる。
U23日本代表の中心選手になる。
しかし、そんな彼らが不在という事は、その他の選手たちに試合経験のチャンスがある。
スタッフは、そのような状況を百も承知で選手を招集し、試合に起用している。
そのような背景も含めて、U23日本代表を見る必要がある。
今夏の東京オリンピックに向けて、誰が出来て、誰が出来ないのか。
そのチェックの為に、この2試合は残念な敗戦ではあったが、チームにとっては、とても大きな意味があっただろう。
私は、個人的にそう思っている。
だからこそ、森保監督がこれから東京オリンピックに向けて、どんなチームを作り上げていくのかが楽しみでならない。
みんなで応援しよう。
U23日本代表を。