【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】
昨晩のサッカー日本代表、キリンチャレンジカップ2019。
日本代表 vs パラグアイ代表。
日本代表の10番を付けたのは、中島翔哉選手。
私は、指導者として、かつて彼が12歳の時に対戦したことがあります。
本当に凄い選手になりましたね。
技術あり、ボールを運ぶ高い能力あり、突破力あり。
総合的に見て、とにかく素晴らしいの一言です。
昨日の日本代表2得点の両方に関わった。
前半、終了間際、パラグアイの選手に、強烈に削られました。
パラグアイの選手 ⑦ が、中島選手に猛烈に突進してきた瞬間、削られるだろう、と思いましたね。
もう、相手の気持ちはみえみえでした。
相手は、ボールを奪おうとしたのでは無く、中島選手の足を刈ることしか考えていませんでしたから。
おまけに、削った選手 ⑦ ではなく、他のプレーヤー ⑩ が走ってきて、中島選手に怒鳴り散らしてましたね。
中島選手がファウルを受ける前、リフティングをしながらドリブルした。
その行為にパラグアイの選手たちが挑発されたと受け取った。
海外では、挑発されれば、イエローカードをもらうのを分かっていても、やり返す選手がいます。
イエローカードをもらったとしても、やり返す!
そんな男のプライドが大事なんでしょうね。
しかし、驚いたのは、削られた中島選手は、怒りもしなかった事ですね。
短気な選手ならば、自分が受けたファウルに対して怒るものですが。
中島選手は、そんな素振りは全くなかった。
大した選手ですね。
世界の名プレーヤーは、多々ファウルを受けます。
相手チームは、エースを潰さなければ試合に勝てないため、執拗にエースを狙い撃ちします。
ですから、必然的に、能力の高いプレーヤーは、ファウルを受ける回数が多いわけです。
しかし、世界の名プレーヤーは、そのファウルに対して、怒らない選手が多いですね。
沢山ファウルを受け続け、ファウルに対しての対処を身につけていますから。
もちろん中には、プロであるからこそ、ファウルの許容範囲を超えれば、自分を抑えられなくなる時もあるようですが。
一流になればなるほど、紳士的に振る舞いますね。
昨晩の中島選手。
相手が突っ込んできた瞬間、ジャンプをしてかわしています。
ファウルはもらってはいますが、怪我には繋がらない。
パラグアイの7番が、ファウル覚悟で削りにきたのを、見て、把握していましたね。
サッカーは抜群に上手いですが、危機察知能力もかなり高いですね。
今後、中島選手が、世界の中でどこまで突き進むのか、注目しています。