トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール【スタッフ募集のお知らせ】
先日のドイツサッカースクール交流会。
活躍したのは、トゥラウムアカデミー・ジュニアユース(中学生)の選手たち。
中学生(ジュニアユースの選手たち)は、ドイツサッカースクールの幼児、小学生が来るよりかなり早く集合した。
各自の役割分担を決めて、準備を進めていました。
この日、交流会を前に中学生に伝えた事は、
『 今日の交流会で、幼児、小学生から、楽しかった! また来たい! と言われるようにサポートしてあげて 』
交流会の子供たちが集合する時間が近づいてくると、中学生たちが役割ごとに散らばって行く。
まず、駐車場係の中学生がやってきた。
『 車が80台くらい集まるので駐車場が足りません! 』
私は、 『 知ってるよ! 』 と一言。
すると、一人が
『 グラウンド横の体育館の裏側に10台くらい停められます。そっちを勧めてもいいですか? 』
私 : 『 誘導してあげて。よろしく~ 』
また駐車場係がやってきた。
『 他所の駐車場に車を停めている保護者さんたちがいます 』
私 : 『 それはいかん。こちらへ誘導してあげて! 』
中学生 : 『 はい、分かりました 』
と言って、駐車場へ戻っていく。
中学生たちは、自分たちで気が付く力がありましたね。
グラウンドでは、幼児たちが到着し始めた。
見知らぬ場所へ来た幼児たちは、不安になる。
あちこちで泣いていたり、寂しそうにしていたりする。
そこへ、中学生たちが声を掛けに行く。
声を掛けた後は、一緒にボールを蹴ったり、じゃんけんしたり、追っかけっこをしたりと、たくさん遊んでくれていた。
こうなると、泣いていた幼児も徐々に笑顔になる。
一人の幼児が、トイレに行きたいと言ってくる。
中学生が、一緒にグラウンドの反対側にあるトイレまで連れて行く。
すると、他の幼児も、 『 ぼくも、おしっこ! 』 と言い出す。
結局、大勢の幼児たちが、中学生たちと一緒にトイレへ行くことになる。
と言うより、幼児たちが中学生と一緒にいたい、行きたい気持ちになったのかもしれない。
同じウェアを着た、身体が倍ほど違う子供たちが、大勢で一緒にトイレへ向かう後ろ姿。
何とも微笑ましい光景だった。
大きな子、小さい子が交じり合って、みんなで楽しそうに遊ぶ姿は、かつての子供遊びの原型を久しぶりに見たと、心の中で本当に嬉しくなった。
交流会終了後、子供たちに聞いた。
『 今日、中学生のお兄ちゃんたちと遊んで楽しかった人? 』
すると、交流会に参加した小学生、幼児の全員が手を挙げていた。
笑顔に包まれた時間だった。
昔は、近所の公園へ行けば、年上の子から年下の子までが一緒に遊んでいた。
しかし、最近はめっきり、そのような地域での遊びの風景を見ることがない。
子供同士で、年上が年下の面倒を見れば、年下の子は自分が大きくなった時、更に年下の子の面倒を見るようになる。
こうやって、脈々と子供たち同士の成長が引き継がれていきます。
遊びから学ぶ、大事なことです。
ここで子供同士のつながり感が芽生え、コミュニケーション力となり、現代社会に必要な生きる力になるだろう。
中学生たちの運営、年下の子へのサポート、頑張りました。
交流会の最後、子供たちみんなが良い笑顔でした。
また、一緒にサッカーして遊ぼう!!
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サッカー少年&少女を持つ保護者の方々におススメします。
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