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子供の気付き、優しい気持ち

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先日のドイツサッカースクール(長野市)。

スクール中に小学2年生の I が接触プレーの後、転倒した。

そして、泣いた。

 

硬い人工芝だったので、転んで痛かったのだろう。

私は、I に寄って行き、様子を見ていた。

いつものごとく、私は、I  と会話をしながら様子を伺い、大きな怪我が無い事を確認した。

泣いている I が、自分の力で立ち上がるまで、声を掛けながら待っていた。

すると、一人の子が、私たちの方へ走ってきた。

1年生の K 。

ちっちゃな K が寄ってきて、 I に声を掛けた。

『 だいじょう~ぶ~! 』

I は、痛がって泣いていた。

すると次に、5年生の T が走ってきた。

T は、ミニゲーム中にゴールキーパーをやっていたので、その瞬間、キーパーがいなくなった。

相手チームの子がシュートを打てば、全てゴールになる状態。

しかし、T は、ゴールを空けてまで、ダッシュでやってきて、

『 I 、だいじょうぶか? 』

と声を掛けて、また直ぐにゴールへ走って戻っていった。

 

1年生の K 、そして5年生の T 。

共に、ミニゲーム中で、ボールに集中しながらも、転んで泣いていた I を気にかけていた。

そして、 I に寄ってきて、一声掛けてゲームに戻る。

優しさ溢れる一面だった。

 

社会では、一人では生きていけない。

家族でも、学校でも、企業でも、地域でも、どこででも人と繋がって生きている。

だからこそ、2人の少年のように、他人を気に掛ける事は、良い。

仲間を気に掛ける。

思いやりを持つ。

小学生ながらに、立派な人間力です。

声を掛けている二人を見て、改めて、仲間を思いやる気持ちの大切さを感じました。

転んで泣いていた I は、もちろんゲームに戻り、最後まで走りました。

 

ドイツサッカースクール終了後、解散時に、みんなに伝えた、喜ばしい良い話でした。

 

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