【トゥラウムアカデミー中学生のドイツ遠征・ご協賛のお願い!】
先週末のトゥラウムアカデミー・ジュニアユース(長野市)の練習。
トレーニングを終えて、私がグラウンド横で飲水していると、選手のお父さんがやってきた。
挨拶してから、そのお父さんが話してくれた。
たまたま、練習前日、家族で遠出をして宿泊してきました。
だから、今日の練習は、息子を送ってこなければならなかった。
練習は、10時開始予定。
しかし、その息子は、お父さんに9時に現地に着くようにと、送りをお願いしたらしい。
だから、早朝に宿泊先を出発してきました、と。
その日、1年生は、8時半から先にトレーニングを開始していることを知っていた。
だからか、2年生の数人が、9時ごろには集合していた。
1年生のトレーニングを横目に、ボールを使ってみんなで遊んでいた。
その遊びを見ていると、みんな楽しそうだった。
そして、そのボール遊びが、既にウォーミングアップになっている。
私が、10時にトレーニングを始めようとしたときには、ほとんどの選手の身体は温まっていた。
ある意味、トレーニング開始前にウォーミングアップが終了しているわけだ。
私がトレーニングのはじめから、いきなり高強度、高負荷のトレーニングをしても、怪我は生まれないだろう。
普通、トレーニングの頭に、高強度、高負荷のトレーニングをしたら、筋肉系の怪我を発症するリスクはかなり高い。
肉離れなど筋肉系の怪我は、トレーニングの頭と最後に起こりやすい。
プロ選手の中で意識の高い選手は、トレーニング前にクラブハウスへ入る時間が早い。
トレーナーに身体のケアをしてもらったり、テーピングを巻いたり。
そして、グラウンドへ早めに出て、ゆっくりとジョギングをして身体を温めたり、ストレッチをしたり。
意識の高い選手ほど、トレーニング前の準備をしっかりしている。
プロ選手は、身体が資本であり、その身体が無ければ飯を食え無い事を認識しているからだ。
怪我をすれば、試合に出られず、翌年の契約を得られる保障が無いわけだから。
私達は、選手達に、週末の練習で開始の1時間前に来るようには伝えていない。
選手、子供たちの自立を第一に考えているので、『 何時に来るように! 』 と、いちいち口酸っぱく、子供たちには言わない。
子供たちが、自分で考え、自分で決め、行動すれば良い。
現に、その日、私は、トレーニング頭から高強度、高負荷を掛けたトレーニングを始めた。
90分間、飲水タイム以外は、ボールを使って走りっぱなし。
だから、トレーニングはきっちり90分で終了。
それも内容が良かった。
それは、おかげさまで子供たちの練習前の準備による。
子供たちが、自発的に早めに集り、練習前の準備をしている事は、喜ばしい。
このように自立している中学生達を、リスペクトしている。
と言いながらも、週末にご家族で遠出をしていた保護者さんに、練習の為に早朝から選手を送ってもらうには、申し訳ないな~、とも思いました。
子供が言うとおりに協力してくれる保護者さんに、感謝します。
こうして、子供たちは自立に向けて、どんどん成長していきます。
みんなの成長が楽しみです。