ドイツサッカースクールの篠ノ井学園・南長野幼稚園会場での一コマ。
サッカースクールの最後に、必ずミニゲームをします。
その試合に負けると、必ず泣き出す子 Rくん。
Rくんは、年中さんで、まだ5歳。
試合を終えて、整列し、試合の結果発表をする。
Rくんのチームが負ける。
その瞬間、一気に泣き出す。
負けた時は、毎回だ。
面白い。
『 どうして泣いているの? 』
とRくんに聞いてみると、
『 負けたから。悔し~い 』
と泣く。
では、Rくんのチームが勝った日はと言うと、両手を頭上に挙げてガッツポーズし、大喜びする。
とにかく、分かりやすい。
まー、なんともかわいいものだ。
Rくんは、ハーフの男の子。
半分、カナダの血が流れている。
私がドイツの子供たちに指導していた時、同じ様子だった。
ドイツ人の子供たちは、試合に負けると本当に悔しがる。
悔しさを全身で表現していた。
それは、サッカーの公式戦だけでなく、日々のトレーニングのミニゲームでも一緒だった。
サッカーだけでなく、遠征中にトランプゲームをしていた時も一緒。
負けた時には、相当悔しがる。
その反面、勝った時の喜びようもすさまじい。
そこに勝負への拘りがある。
勝った、負けたを正直に体現する。
そこに遠慮は無い。
Rくんは、試合に負けると泣く。
これは、サッカースクールの定例になりつつある。
ドイツサッカースクール全体でも、なかなかそのような子はいない。
私は、この光景が素晴らしいなと思って見ている。
Rくんは、感情表現が豊か。
喜怒哀楽をはっきりと表現する。
確かに、手が掛かる時もあります。
時と場合によって、子供も我慢するべきところは学んでいきます。
感情をストレートに表現できるのは、幼少期の子供の特権でもあります。
小さな子供たちは、サッカーを通じて、勝った負けた等の感情表現がうまく出来るようになります。
Rくんの表現力は素晴らしいと思います。
将来、Rくんがどんな子に育つのかも楽しみです。
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