先週末の中学生のトレーニング後。
数人が残ってシュートを打っていた。
ふと思い、彼らに聞いた。
『 お迎えは? 』
すると、一人が手を挙げた。
保護者さんのお迎えが来ていると。
しかし、ボールを蹴っていた。
練習後も自主的にボールを蹴っていることは喜ばしい事です。
しかし、お迎えに来て下さる保護者さんをお待たせするのは申し訳ない。
首都圏のように公共交通機関が発達していない地方都市の長野市では、保護者さんの送迎は当たり前。
とは言え、保護者の皆さんは、日々お忙しい中、子供たちの送迎をしてくれている。
練習後の自主練習は素晴らしいのだが、保護者さんをお待たせするのは申し訳ない。
更に残っていた4人に帰宅方法を聞いた。
すると、3人は自力で自転車。
彼らは、練習場所の近隣に住んでいるから自転車で来ていた。
ある意味、自転車で来る子たちは自由に時間、行動を決められる。
そこで、残りの一人が、言った。
『 電車です 』
? ? ?
先週末練習をした場所は、近くに駅が無い。
最寄りの駅までは、片道約3.5キロ。
歩いたら、約40分。
もちろん、彼は、自宅から駅へ歩き、電車に乗る。
そして、練習場の最寄り駅から約3.5キロを歩いてトレーニングへやってきた。
多分、片道1時間半から2時間かけてやってきたのだろう。
中学一年生の S を見て、たいしたもんだな、と思った。
送迎してもらうのが当たり前、と思える会場ではあったが、電車で、自分の足でトレーニングへやってきた S 。
中学一年生ながら自立しているな~、と感心した。
そんな彼を尊敬します。
子供が自分の力で行動する姿は、清々しい。
いつの日か、彼は、社会へ出て行く。
その為の準備を、自然に、自らやっている姿を見て嬉しくなった。
サッカートレーニング、更に往復約7キロのウォーキング。
逞しくなりますね。
ここ長野で練習場まで行くのに、公共交通機関が不便な場所が多い。
そんな中、いろんな方法を試行錯誤してくる子供たちがいる。
移動手段を考えるのは、自分で考えて、行動する第一歩にもなるなと思います。