川中島小学校の体育授業での出来事。
体育授業の最後に試合をやった。
すると、ある子が蹴ったボールが、他の子の頭と顔に直撃。
私は、丁度、その瞬間を見ていた。
ボールが当たった子は、直ぐに顔を両手で覆った。
ボールを蹴った子は、直ぐに駆け寄り
『 ごめんね! 大丈夫? 』
と声を掛けていた。
ボールが当たった子は、『 ごめんね 』 という言葉にうなずいて、泣きながらも応えていた。
私は、ボールが当たって泣いている子のところへ行き、その子と一緒に歩いて試合をやっているコートから外に出た。
コートの外へ行ってから、その子に声を掛けた。
『 痛かった? 』
『 驚いたね! 』
その子は、泣きじゃくりながら、うなずいていた。
ボールをぶつけてしまった子は、わざとぶつけたわけでは無かった。
サッカーだから、蹴ったボールが、顔や頭に当たることはよくある。
しかし、サッカーチームでプレーしていない子たちにとっては、顔にボールが直撃するのは、かなりショックな事だろう。
日常では、そのような事はほとんど無いから。
私が感心したのは、ぶつけてしまった子が直ぐにボールを当ててしまった子に駆け寄ったこと。
そして、相手に声を掛けていたこと。
そこに、相手に対して気遣い、思いやりがあったこと。
素晴らしかった。
このような思いやりの心って、大切だと思いませんか?
人を思いやる気持ちを持った良い子達でした。
子供たちの様子から、心が温まりました。
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