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シモコーチのドイツ紀行 終わりに!(前編)

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今年3月に行って来たドイツ。
ドイツサッカーと一人旅からたくさんの事を学んだ。

 

ドイツサッカーでは、ラッキーにもブンデスリーガのみならず、世界トップレベルの代表国であるドイツvsスペイン、ドイツvsブラジルも観戦する事ができた。
さらに育成年代、トップチームのトレーニング見学。
ここには、直接、見て、感じることで多くの学びがある事を、学んだ。
なぜなら、現在、各国リーグの試合やトレーニングは、インターネットを通じ、便利に気軽にライブで見る事ができるようになり、多くの情報を身近に手に入れられる。
しかし、その身近さゆえに、本質を見極める判断力がなければ、間違って理解してしまう。
ドイツに行く前の自分がそこにいました。
本当の意味で、私は理解していなかったのだと痛感しました。

 

例えば、ドイツにはZweikampf(ツヴァイカンプフ)という言葉があります。
それは、1対1の戦い。
ボールをめぐる凌ぎ合いで、日本ではDuel(デュエル)の言葉の方が浸透しているかもしれません。

 

球際の戦いを100%でやるとする。
理解しているつもりでドイツに行ってみると、彼らの球際の戦いは、私からすると120%、それ以上でした。
その強烈な印象は、ブンデスリーガ・ライプツィヒvsバイエルンミュンヘンの試合。
素晴らしい1対1の戦いが、そこにはあった。

 

更に、育成年代の練習でも見ることが出来た。
練習中の子供たちは、常に勝ちたいが為の真剣勝負に、必死にボールと相手に喰らい付いていく。
私から見て、激しすぎる1vs1の球際の戦いに勝った瞬間、それはファウルだと思った。
しかし、それを見ていたコーチや観客から、ボールを奪った子供に対して「良くやった」と歓声と拍手が沸きあがる。
あの瞬間、私の中でのZweikampfの認識が変わった。

私のイメージするZweikampfは、球際の戦い、ではなかった訳です。
この様な差を、数多く現地で肌で感じて、気付かされました。

 

やはり世界のトップレベル、歴史あるフットボールを直接観て感じる事に多くの学びがある、とつくづく感じました。

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