フォルトゥナ・デュッセルドルフのクラブハウスでジャスティンに別れを告げた。
そして、私は隣にあるスタジアムを眺めていた。
そのスタジアムは、フォルトゥナ・デュッセルドルフのホームスタジアム、エスプリ・アレーナ。
私は、以前このスタジアムに来たことがある。
2011年の事だ。
その時のスタジアムは、試合もやっていなくて空っぽの状態だった。
2011年に来た時は、いつかこのスタジアムで試合が見てみたいと思っていた。
これは、巡り合わせか。
ドイツ代表VSスペイン代表の国際親善試合が、このエスプリ・アレーナで行われる。
なんだか春休み中の子どもの様に、スタジアムを目の前にして私の胸のドキドキが止まらない。
開門時間になり、ゲートへと進む。
人が多く、なかなか進めない。
それだけ注目度の高い試合なのだと理解する。
やっとの事で自分の席へとたどり着いた。
眺めは最高だ。
2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会覇者・スペイン代表がウォーミングアップに姿を現す。
2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会覇者・ドイツ代表が続いて姿を現す。
観客がコレオグラフティーで盛り上げる。
20:45KICKOFF。
試合は、スペインが立ち上がりから支配する。
前半6分、スペイン代表・イニエスタ選手が見事なスルーパスから、ロドリゴ選手が決め、先制する。
ただ、王者は黙っていない。
前半35分、ペナルティーエリア手前から、ドイツ代表ミュラー選手が強烈なミドルシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻す。
その後、スコアは動かなかったが、本当にハイレベルな戦いであった。
いつまでも見ていたい。
それが、観戦の素直な感想。
この続きは、きっと2018年ロシアワールドカップで実現するだろう。
今から既に楽しみで仕方がない。
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