先日のトゥラウムアカデミー・ジュニアユースのトレーニングにて。
内容は、パス&コントロール。
仲間にパスをする。
自分の持っているボールを仲間に渡す。
ボールをコントロールする。
仲間から受けたパスを止める。
子どもたちは、まだまだな段階。
その為、パスは、
ボールがバウンドして浮いてしまう。
パススピードが遅い。
受け手が欲しい所と違う所へパスしてしまう。
コントロールは、
足下の深いところへ止めてしまい、その後のプレーがしづらい。
ボールを止めようとしたら、ボールが足にはじかれ、きちんと止まらない。
などなど課題が多い。
子どもたち、一つ一つのプレーに声を掛ける。
子供が、その都度、修整して行けたら良い。
しかし、そんなに簡単には、いかない。
技術ミスが続くたびに、きちんと意識してもらう為に指摘する。
しかし、ミスは続いた。
その状況を見ていて、少しミスの指摘をやめてみた。
指摘をしていても、なかなか改善に繋がらなかったので。
そして、発想を変えた。
子どもたちの良いパス、良いコントロールだけを褒めるようにした。
『 ナイスパス! 』
『 良いパススピード! 』
『 良いところへ蹴った! 』
『 ナイスコントロール! 』
すると、見る見るうちに先程よりも良いパスとトラップが、どんどん増えた。
大人も、短所、課題を指摘されるよりも、長所、成果を褒められた方が気分が良い。
褒められれば、俄然やる気になる。
また、更に褒められたいとも思うであろう。
もちろんモチベーションは上がる。
課題を指摘しなければ、技術レベルは上がっていかない。
しかし、良いプレーを沢山褒めてあげれば、課題のある子も、他人の良いプレーを見て学び、自分の技術をより良いものに近づけるであろう。
今後、子どもたちへのアプローチを考える良い時間となった。