News & Blog

ドイツサッカースクール・イベントで、中学生が母と手をつなぐ温かなシーン

カテゴリー:

先日の菊池大介選手(浦和レッズ)をお迎えしてのドイツサッカースクール・イベントでの事。

 

イベントには、幼児、小学生、中学生、保護者が集まった。
最後に、参加者全員で手つなぎサッカーをした。
二人一組で手をつなぐ。
保護者さんには、自分のお子さんと手をつなぐように伝えた。
すると、中学生とお母さんが手をつなぐことに。
まわりの中学生たちから一声。

『 え~~!?! 』

照れくさがる本人と、冷やかし混じりな中学生たちの声だ。

 

中学生は、思春期だ。
中学生男子が、母親と手をつなぐことに抵抗感があるのだろう。
自然なことだ。

そこで、私は一言。

『 なんだよ、いいじゃん! 』

『 親子で一緒に組むことは、良い事だ! 』

 

ドイツでは、人前でも関係なく、挨拶でのハグの習慣がある。
私は、ドイツ人の親友オリバーの実家へよく遊びに行った。
ドイツ南部、スイスに近い自然溢れるシュバルツバルトにオリの実家はあった。
オリのご家族は、毎年、家族のお祭りのクリスマスに、私を招待してくれた。
家族同様の扱いで、オリの実家は、私にとって、ドイツにある実家のようだった。
オリの実家へ着くと、いつも玄関先で、オリのお父さんとお母さんが、私を迎えてくれた。
二人は、いつも各々に手を大きく広げて、私をハグしてくれた。
ハグの文化が無い日本に育った私は、初めてのハグに驚いた記憶がある。
しかし、何回もオリの実家を訪れるたびに、ハグは、良いものだ!と感じるようになった。
相手の体温、愛情を十分に感じ、安心感が生まれるからだ。
ハグは恥ずかしい事ではなく、良い事になった。

 

先日のイベントで、中学生が、彼の母親と手をつないでサッカーをした。
その場では、恥ずかしいなんて言わせない、サッカーなのだから。
中学生も、親子で手をつなぐ機会となった。

中学生では、なかなか母親と手をつなぐなんて事は無いだろう。
父親とも同様だと思う。
手をつないで走る、中学生親子を見てつくづく思った。

 

家族って良いもんだな~、と。
家族の温かなコミュニケーションは、とても良いものだ。

 

 

菊池大介選手と遠藤航選手(共に浦和レッズ)との鼎談あり

2018年2月出版予定

『 ニシコーチの 子・育つサッカー ~泣き笑い個性満開スクールデイズ~ 』

http://volonte93.wixsite.com/volonte93

ページの先頭へ戻る