トゥラウムアカデミー・ジュニアユースは、年末年始に2週間のオフを取った。
ウチは、1年のうち、夏と冬に2回の長期オフを取る。
目的は、子供たちが心身のリフレッシュを図ること。
競技スポーツをやる上で、練習、試合同様、休息も大切だからです。
ウチは、試合期、1週間のサイクルの中に、きちんと休息日を設けている。
そして、年間スケジュールでも、最低2回は長期休暇を与えることにしています。
スポーツをする子供たちを育てる上で、休息は、とても重要だ。
心身のリフレッシュを図ることで、身体も成長し、怪我の予防に繋がり、メンタルも安定する。
休み明けのトレーニング再開後、また厳しい内容の練習にも、子供たちが全力で取り組むことができるわけだ。
とかく日本は、休み無く練習&試合をする事が美徳とされる傾向が強い。
練習をしたら上手くなる。
練習をしたら勝てるようになる。
練習をたくさんやる事で、上手くなった気になる。
だから大人は、休まず練習をさせたくなる。
しかし、ずーっと大人に練習をやらされている子供達は、常にお腹がいっぱいの状態が続いているのと同じ。
大人の目が行き届かない時、知らず知らずに自然と手を抜きたくなる。
チームが変わって、指導者や環境が変わると、自主的に練習をやらなくなったりします。
子供自ら、たくさん練習するのは良い。
しかし、大人が子供にやらせているケースは非常に多い。
それは、指導者、保護者に共通している。
しかし、子供も、人間。
ロボットでは無い。
大人だって、休み無く仕事をしろ、と言われたら、仕事が嫌になるでしょう。
子供も同じです。
子供たちは、サッカー以外に、学校生活もあるわけです。
一日の大半は、学校で勉強や色々な活動をし、それにプラスアルファーとして、サッカーがある。
子供の健全育成の為に、きちんと休む。
サッカーで勝ちたければ、そして、子供たちを成長させたければ、子供に休息を与える。
子供たちが、サッカーをしたい! と思える状況をいつも作ってあげる事が大切です。
それは、私がドイツで学んだこと。
長きに渡り、ずっとサッカーを楽しんで欲しいとも思っているので。
と、私は常に考え、夏冬に長期休みをとっています。
菊池大介選手と遠藤航選手(共に浦和レッズ)との鼎談あり
2018年2月出版予定
『 ニシコーチの 子・育つサッカー ~泣き笑い個性満開スクールデイズ~ 』
http://volonte93.wixsite.com/volonte93