ドイツサッカースクールの体験申し込みでの出来事。
ドイツサッカースクールに体験をしたい、と連絡を受けた。
連絡をしてきたのは保護者。
保護者は、希望の曜日を伝えてきた。
そして、希望曜日のスクールの詳細について色々と聞いてきた。
私は、会場の場所、時間、内容などについてお答えした。
そして最後に、ホームページから体験参加の申込みをお願いした。
後日、ホームページから体験申込が届いたのだが、希望曜日は変わっていた。
あらためて、保護者から新しい希望曜日のスクールに対する質問メールが来た。
希望日、曜日が変われば、会場が変わる。
違う会場について、場所の説明をした。
その後、その保護者からは、何回も質問メールが来た。
通常、会場の住所をお伝えすれば、それで済むのであるが、場所についての質問をバンバン受けるので、細かく、分かりやすく丁寧に説明した。
すると、更に質問。
会場が外のグラウンドと体育館では、何が違うのか?
持ち物は、何か?
スクールへ通うようになったら、ボールを購入するのか?
どんなボールを選べば良いのか?
体育館では、どのような靴を履くのか?
サッカーシューズは、どんな靴が良いのか?
怪我は、しないか?
おまけに、こんなメールも。
親の仕事の関係で、送迎に問題がある。
スクールに遅れても良いのか?
親は、スクール中、見ていて良いのか?
何度も何度も、いろんな質問内容のメールが、同じ方からくる。
私は、そのメール全てにきちんと返信した。
そして、最後にもう一通。
『 やはり、今回は、キャンセルします 』
・ ・ ・ ・ ・ ・
保護者とのやり取りを終えて、思った。
スクールに体験参加するのは、お子さんです。
しかし、全てのやり取りを保護者が担っていた。
まー、子供が小学生だから保護者が対応するのは普通です。
しかし、お子さんと保護者は、スクールへ体験にも来なかった。
明らかに、完全な親主導のやりとり。
あの方のお子さんは、本当に体験参加したかったのか?
あの保護者は、誰の為に私と連絡を取っていたのか?
ただただ疑問が残るばかりである。
現代社会は、子供の活動に親が関りすぎる傾向が強い。
いや、子供の活動を、自分の活動と間違えている保護者がいる。
あくまでも、サッカーをするのは、子供です。
保護者ではない。
その点を理解しないと、常に、親主導で物事が進む。
それが、子供の自立を阻害する。
子供を自立させたかったら、親は、子供から離れたほうが良い。
子供は、親が関らなければ、自分で立派に行動します。
改めて想う。
私たちの団体は、子供たちの自立を願っている。
私たちの想いを共有できる方々と共に、子供たちの成長を見守りたいと思っている。