先週の篠ノ井学園・東長野幼稚園でのドイツサッカースクール(長野市)。
スクール前、幼児たちがボールで楽しそうに遊んでいた。
すると、『 あっ! 』・・・・一人の幼児が叫んだ。
幼児が、上を見上げている。
ふと見ると、ボールが上に乗っかってしまって、落ちてこない。
すると、全員が寄ってきて、
『 あーーーあ! 』。
みんなで上を見上げていた。
その時、シモコーチは、
『 あー、ボール乗っちゃったね! 』
と言った。
幼児達は、しばし、ボールを見上げている。
大人が背伸びしても、ジャンプしても、とても手が届く高さではない。
シモコーチは、幼児たちに向かって、
『 さー、どうするか? 』
と声を掛けた。
また、しばしボールを眺める幼児たち。
考えた。
一人の子が、乗っかったボールへ向かって、自分のボールを投げ始めた。
しかし、当らなかった。
すると、他の幼児たちも全員、自分のボールを上に向かって投げ始めた。
結構な高さがあった為、幼児たちの投げるボールは、なかなか当たらない。
上のボールに、自分のボールが当たらない。
しかし、幼児たちは、延々と自分の持っているボールを投げ続ける。
シモコーチは、あえて手を差し伸べない。
すると、幼児達は、幼児ながらに考えた。
大人の手を借りずに、自分達の力で目の前の問題を解決する。
その間、誰一人たりとも、
『 コーチ、取って! 』
とは言わなかった。
大人に頼ることがなかった。
遂に、Rくんのボールが命中!!!
その瞬間、みんなで、拍手喝采!
Rくんが投げたボールが、乗っかっていたボールに当たり、2つのボールが、下に落ちてきた。
かなり長い時間、みんなで一生懸命にボールを投げ続けていたので、成功した時の喜びはかなり大きかった。
Rくんは、満面の笑み。
課題を解決した幼児達は、かなり満足げだった。
まだ幼児だから手を差し伸べる、ではなく、幼児は無限大の発想、考える力を発揮してくれます。
幼児達が自ら考え、知らず知らずのうちに自分で行動するようにもって行くシモコーチ。
じっと幼児たちを見守り続けたシモコーチのおかげで、幼児たちは達成感を味わう事ができました。
いい笑顔にもなりました。
サッカースクール前から、幼児たちとシモコーチのチームワークが発揮されて、心温まるシーンでした。
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