先日、グラウンドでこの鉄骨の作業。
お世話になっている寺島工務店の寺島社長さんに、廃材の鉄骨を頂きたい、と無理を承知でお願いしてみた。
すると寺島さんは、 『 直ぐに出てくるか分からないけど、ちょっと時間頂戴 』 と言った。
後日、寺島さんは廃材について電話を下さった。
私は心底嬉しかった。
『 ニシくん、鉄骨が出るかもしれない。希望の物があるかどうか、ちょっと見に行ってみて! 』
直ぐに車を走らせた。
そこには、農業用のハウスがあった。
このハウスを壊して、新しいハウスを建てるとの事。
ハウスの鉄骨を色々と見てみた。
現場で実際に解体作業をやる(株)開渡の関さんに、私が欲しい鉄骨のタイプをお伝えしたら、理想の物があった。
通常、解体作業は重機でグシャグシャと、とにかく崩していくらしい。
しかし、一部鉄骨を処分せずにとって置いてくれる事になった。
現場での仕事が増えるのだが、私のために、お願いした鉄骨のみを切ってくださると約束してくれた。
解体作業に余分な作業が増えて申し訳なくも感じたが、現場で図々しくもお願いしてきた。
早速、寺島さんに電話で報告した。
後日、現場監督の関さんから鉄骨の準備が出来た、と連絡を頂いた。
すると寺島さんが、その鉄骨を運ぶ為にと、寺島工務店のトラックとスタッフの竹花さんを派遣してくれた。
竹花さんとドイツサッカースクールのシモコーチとで解体現場に集まり、自分達の手で鉄骨をトラックの荷台に積み上げた。
そして、ドイツサッカースクールの会場まで運んでもらった。
グラウンドに運んだ鉄骨に、シモコーチとロープをつけた。
この鉄骨には、二ヶ所の穴が開いていた。
私は、この鉄骨を何に、どのように使うのかを関さんに話していた。
すると、関さんが、鉄骨にロープを引っ掛ける為の穴まで、ガスバーナーで開けてくれていた。
この穴、素晴らしい。
忙しい中、このような作業までして頂いて、そのお心遣いに本当に感謝。
鉄骨の穴にロープを通して、早速、スクールの荷物車に掛け引いてみる。
すると、少し車を走らせていると、鉄骨が転がってしまう。
ロープ先の金具の付け方を変えてみたり、色々試すが、鉄骨は転がってしまう。
その内、シモコーチが、あちこち散策に行き、近くに落ちていた大きな石を拾ってきて、鉄骨に乗せて引いてみた。
その石の重さで、鉄骨は前よりも転がらなくなった。
しかし、根の張った大きな雑草に当ると、その反動でまた鉄骨が転がってしまう。
何度と無く車を走らせた。
鉄骨が転がっては起こし、転がっては起こし。
まだまだ完璧ではないが、時間を掛けてグラウンド整備は出来た。
今後、更に知恵を絞って改良は必要だが、手作りのグラウンド整備器具が完成した。
廃材を利用したエコ活動。
私だけでは到底実現しませんでした。
皆様のご協力で、ここまで出来上がりました。
お世話になった寺島工務店の寺島社長、竹花さん、そして開渡の関さん、ご協力下さった皆様に感謝を申し上げます。
みなさんの温かいお心遣い、本当にありがとうございます。