先日、ドイツサッカースクール(長野市)のスクール生のご両親から嬉しい話を聞いた。
スクール終了後、私のところへご両親がやってきて、息子さん(A君)の話を始めた。
ご両親が A君 にバックを購入した。
バックのカラーは、やや赤みの掛かったオレンジ。
そのカラーを選んだのは、A君なのかご両親なのか、私はわからない。
新しいバックを持って小学校へ行ったA君は、学校で、『 A君のバックは女の子の持つ色だ 』と友達からからかわれた。
A君は凹んで、落ち込んでしまったらしい。
後日、A君は、そのバックを持ってAC長野パルセイロの試合を見に南長野運動公園Uスタジアムへ行った。
スタジアムで、A君は、ドイツサッカースクール出身でトゥラウムアカデミー・ジュニアユースの B に会った。
Bは、A君に 『 おー、良いバック持ってるなー 』 と新しいバックを褒めた。
AC長野パルセイロのチームカラーはオレンジ。
小学校でのバックの一件で落ち込んでいたA君だったが、Bの言葉で勇気付けられて、とても嬉しかったと。
子供によっては、何気無い一言で傷ついてしまうことがある。
現にA君は落ち込んでいた。
しかし、傷ついていたA君は、Bの一言で全てが変わった。
ご両親は、しょげていたA君が、Bの言葉で自信を持てたとおっしゃっていた。
そして、Bくんに感謝しているとも付け加えた。
AとBは、ドイツサッカースクールの同じ会場ではなかった。
だから、顔を合わせる機会はほとんどなかったが、スクールのイベントなどで顔馴染みになっていた。
ドイツサッカースクールで繋がって、AC長野パルセイロのUスタジアムで会話を交わしていた。
学校、学年、住んでいる地域、スクール会場も違う2人だが、スクール活動を通じて、先輩である年上のBの言葉で、A君が笑顔になれたことが、何よりも嬉しい。
そして、その事を話してくれたご両親が、笑顔だったことが、これまた嬉しかった。
ドイツサッカースクールで繋がるご縁。
子供たちが、スクール以外の場所でも子供同士の良いコミュニケーションを取ることができる事を、本当に嬉しく思う。