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雨降りの練習、子供たちは考えた。しかし・・・

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先日のトゥラウムアカデミ-・ジュニアユース(長野県)の練習での出来事。
天気予報は雨。
屋根がない場所での練習だった。

練習前に、ポツポツと雨が降り出した。
子供たちの中には、雨を考えて大きなビニール袋を持ってきていた。
雨が降れば、荷物はビチョビチョになる。

 

 

大勢が自分のバックをビニール袋に入れ始めた。
これで、雨が降っても濡れない。
よく考えている。

しかし・・・・・

 

 

靴が一足、そのまま置かれていた。
周りを見渡すが、この一足だけ。

 

 

リュックは、きちんとビニール袋に入っていたが、靴は、そのまま置きっぱなし。
天気予報では、この後、雨が降るのは確実。
しかし、私は、敢えて、子供に問いたださなかった。

 

多分、私が、一声掛ければ、持ち主は、直ぐに靴が濡れないようにするだろう。
しかし、それよりも、一回ミスをした方が、彼の為になると思う。
練習が終わって、履き替え用の靴がビチョビチョであれば、子供は、その失敗から学ぶであろう。
人は、失敗をした方が刺激を受け、学び、考えるようになると、私は思っている。
人間は、失敗から学ぶ。

 

この後、怒涛の雨降りになった。
間違いなく、靴は、ビチョビチョになった。
大雨で、グラウンド整備、撤収作業に追われ、靴の持ち主が、どのようなリアクションをとったかはわからない。
しかし、この経験から、彼がまた一つ学んでいたならば、濡れてしまった靴もポジティブなものに変わる。

 

さて、今後、二度と雨降りに靴が剥き出しに置かれない事を、期待しよう。

 

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