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気が付くかどうか? 気が利くかどうか?

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先日のトゥラウム・アカデミー・ジュニアユース(長野県)の練習後。

 

子供たちは、練習を終えての着替え、帰宅の準備をしていた。
その間、私とシモコーチは、夜間照明の片付けをしていた。
この作業は、なかなか手が掛かる。
すると、着替えを終えた S が走ってきて、 『 コーチ、手伝います! 』 と言った。
私は、『 ありがとな 』 と一言。
そこへ、 T 、 Y などが続いて駆け寄ってきて、S 同様に手伝ってくれた。
そんな中、他の子供たちは、着替えの場所でガンガン楽しく話に夢中になり、盛り上がっていた。
一部の子供たちは、自ら率先して片付けをし、その他の子供たちは、全く片付けを手伝わない。
私は、楽しく会話をしている子供たちに、一声掛けた。
『 おーい、S 達は、照明を片付けてるぞ! 』
しかし、会話に夢中になっていたグループのほとんどの子供たちは、最後まで、手伝うことはなかった。

 

着替え等の帰宅準備は、子供たち全員が共通してやる事です。
しかし、片付けを手伝った子供たちは、自分の帰宅準備を済ませてから、照明の片付けまで始めた。
照明は、自分のものではなく、チームの物だ。

 

子供たちは、コーチ達が片付けをしているのに気が付いていた。
この気が付けるかどうかで、社会の中での存在価値は大きく変わる。
気が付く人間は、企業、会社の中でも、どんどん気が付く。
気が付かない人は、全く気が付かない。

 

次に、気が付いた人の中で、労を惜しまず行動できる人と、行動できない人に分かれる。
更に汗をかける人と、汗をかきたくない人に分かれる。
もちろん、企業など会社の中では、人のために汗をかける人が好まれるし、評価される。
そして、人からも認められる。

 

率先して片付けを手伝っていた S 達は、『 気が付ける人 』 であり、 『 気が利く人 』 であった。

 

気が付くかどうかは、日々の習慣が大きく物をいう。
サッカーの活動だけでは無く、学校、家庭などで常に意識しなければ、人は変わらない。
子供たちには、気が付ける人になって欲しいし、そして気が効く人になって欲しいと願う。
それは、サッカー界で活躍する為に重要なポイントだ。
何故なら、サッカーは集団スポーツで、仲間との助け合いが必要だから。
そして、その気付きと行動は、将来、必ず社会で必要な人間力となります。

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