News & Blog

挨拶に来てくれた、湘南ベルマーレ・18歳のJリーガー達、齊藤未月選手と石原広教選手。

カテゴリー:

松本アルゥインで、DAZN中継の解説が終わった後、この二人に会った。

 

 

彼らは、18歳。
2ヶ月前まで高校生。
今は、湘南ベルマーレのトップチーム選手。

右が石原広教(28番)、左が、齊藤未月(16番)
2人は、5/21のJ2リーグ、松本山雅FC  vs  湘南ベルマーレ 戦に、スターティングメンバーとして出場した。
18歳でJリーグに出場することは、簡単なことではない。
皆、サッカー選手を職業としている集団だから、プロの世界は、競争が激しく厳しい。
そんな中で、18歳が2人も同時にスターティングメンバーとして試合に出場するのは、凄いことだ。

 

昨年の春、たまたま神奈川に行った時、ぶらっと古巣・湘南ベルマーレの練習を見に行った。
練習後、菊池大介(現浦和レッズ)と、教え子の岡崎亮平(3番)が挨拶に来てくれて談笑していた。

 

 

すると、スタスタと私に寄ってくる若者がいた。
最初、誰か知らない選手が寄ってきたな、と思っていたら、ヒロカズとミツキだった。
その時、彼らは、高校生でユースチーム所属でありながら、トップチームの練習に参加していた。
それで2人が、私に気付いて挨拶に来てくれた。

 

 

2008年、私が湘南ベルマーレでジュニアの監督をしていた時、彼ら2人の獲得に動いた。
私は、当時彼らが所属していた藤沢FCの代表者さんへ、2人の獲得に関してのお願いに行った。
藤沢FCさんは、2人を湘南ベルマーレに快く送り出してくれた。
当時、2人は小学4年生。
彼らに光るものがあったからこそ、獲得に動いた。

しかし、10歳の子供がプロになるかどうかは、もちろん未知数だ。
私が関った選手は、プロを目指して日々練習と試合をするが、実際にプロになった子は、全体の1%未満だろう。
それだけ、プロ選手になるのは、非常に険しい道のりだ。
だからこそ、湘南ベルマーレというクラブが、約10年弱、長い年月を掛けて彼らをプロ選手に育て上げたことをリスペクトしている。
そして、10代の若者を、プロという厳しい世界で構わずに起用する曺監督の器のデカサも流石だと思っている。

 

松本戦後、ヒロカズは、もっと攻撃の部分でやりたかった、と悔しそうな表情を見せた。
私は、DAZN中継解説のために前節の 湘南ベルマーレ vs アヴィスパ福岡 戦をチェックしていた。
その試合で、ヒロカズのアグレッシブで果敢にトライする攻撃を見て刺激を受けていた。
確かに前節に比べれば、松本戦では、あまり攻撃面で見せ場が無かった。
しかし、18歳でJリーグの舞台に立ち、思い切りプレーしていた。
2-1で試合に勝っても、まだまだ自身で課題を見つけ、貪欲に上を目指すメンタリティーを見せるところは、さすがだ。

 

昔、関った選手達から、新しい刺激をもらった。
10年以上も前に関った子供達だが、今、着実にプロとしての一歩を踏み出している。

育成とは、長い時間がかかる。
まずは、サッカーが好き、面白い、楽しいと思える事が大前提。
そこからどんどん進化して行く。
次世代に、彼らのような選手をドイツサッカースクール(長野市)から生み出せるよう、日々尽力したいと思う。

 

ヒロカズとミツキの今後の成長と活躍を願っている。
今後も彼らのプレーに注目していこうと思う。

 

ページの先頭へ戻る