先日、子供の小学校からの配布物を読んだ。
非常に共感したので、ここで紹介させて頂きます。
教室は( まちがう )ところだ。 「まきたしんじ」
教室は( まちがう )ところだ。
みんなどしどし手をあげて
( まちがった )意見を言おうじゃないか。
( まちがった )答えを言おうじゃないか。
( まちがう )ことをおそれてはいけない。
( まちがった )ものを笑っちゃいけない。
( まちがった )意見を( まちがった )答えを、ああじゃないかこうじゃないかと、みんなで話し合い
【 本当の物 】を見つけていくのだ。
そうしてみんなで伸びていくのだ。
(中略)
( まちがい )だらけのぼくらの教室。
おそれちゃいけない。
わらっちゃいけない。
安心して手を挙げろ。
安心して( まちがえ )や( まちがっ )たってわらったり、ばかにしたり、おこったり、そんなものはおりゃあせん。
( まちがっ )たってだれかがよ、なおしてくれるし教えてくれる。
困ったときには、先生が、無い知恵しぼって教えるで。
【 そんな教室つくろうや 】
十数年前、私はドイツから帰国し、日本の子供たちにサッカーコーチとして接するようになった。
日本の子供に何か質問をすると、子供たちから返事が返ってこない。
コーチと目を合わないように目をそらす子。
下を向く子。
だまっーてコーチを見て、何も言わない子。
まわりの子供たちの反応をキョロキョロと見る子。
一切返事をしない子がとても多い。
私は、その都度子供たちに伝える。
『 正解はいらないよ! 』
『 コーチは、みんなに正解を求めてはいない! 』
『 自分の思ったことを言ってごらん! 』
日本では、小学校低学年くらいまでは、大勢の子供たちが自分の意見を言う。
しかし、学年、年齢が上がるにつれて、自分の意見を言わなくなる。
特に、人の集まるところで、発言することを嫌がる子供が多い。
ドイツでは、子供たちがみんな、自分の意見を言う。
自分の言うことが、正しいか、正しくないかは、関係無い。
思った事、自分の意見を言うことが、正しいとされている。
大人であれば、会議等で自分の意見を言わない人は、そこに存在していないのと一緒の扱いだ。
それだけ、自分が思っていること、自分の意見を言うことが社会全体で求められている。
というか、自分の意見を言わない人は、社会で認められない。
子供の小学校の配布物を読み、とても共感した。
良い文章だなと思った。
私は、ドイツサッカースクールで、上記の文章と同じことを考えて子供に接している。
そして、この文章は、日本社会で主張すべき大切な事だと思う。
子供は、失敗をした時に、最良の学びを得る。
それは、間違った時、失敗した時に得た、感情、感覚、刺激が大きいからだ。
だからこそ、私は、子供たちが沢山失敗する事は良い事だと思っている。
その失敗から必ず学ぶ事が出来るからだ。
ドイツサッカースクールは、失敗や間違いをする子が大好きです。
そして、その失敗や間違いから、子供たちに学んでもらいます。
教室は( まちがう )ところだ。
ドイツサッカースクール(長野市)も同じく、間違うところです。