昨日、Traum Akademie　トゥラウムアカデミー・ジュニアユース（長野県）のリーグ戦で旧友と再会した。

中学校の先生で、長野市サッカー協会技術委員長の徳竹さん（トク）。
丁度、昨日、ジュニアユースのリーグ戦で、彼のチームと対戦した。
彼は、転校した先の中学校にサッカー部が無く、転校してすぐに剣道部の顧問となった。
顧問になってから始めた剣道で初段まで取ったと聞いた。
そこまでやるのは、さすが彼らしいと思った。
その後、彼の中学校で一からサッカー部を作り、今年からリーグ戦に参戦し始めた。
創部した彼を、私は、これまたすごいと思った。

彼と出会ったのは、高校生の時。
国民体育大会の為の長野県選抜チームで一緒になった。
私は、最高学年の高校３年生だったが、彼は、一つ下の２年生。
その当時、長野県は、４年連続北信越大会で敗退し、国体の全国大会に出場できていなかった。
その為、私たちはかなり厳しい強化練習、合宿を繰り返していた。
そのチームで、トクと一緒に練習し、北信越大会を闘った。
その結果、予選を５年振りに突破し、北海道で行われた本国体に出場した。

トクは、長野県の各高校のエース級が集まる県選抜チームで、学年が一つ下にも関らず、メンバーに入っていた。
普通、年下がチームで残っていくのは難しい中、彼は、チームの中心選手となっていた。
とても技術の高い選手で、そして、いつも献身的に闘うファイターだった。
確か、彼は、サッカーで鼻骨を２度折っていると思う。
それ程に闘う男だった。
そして、コミュニケーション能力が抜群で、おちゃめで愉快な部分も多く、いつもチームの人気者だった。
学年が下で後輩にも関らず、私は、いつも彼に一目置いていた。

私が長野県に戻ってきてから、彼とは、度々グラウンドで再会していた。
しかし、対戦するのは、昨日が初めてたっだ。
試合の数日前から、トクと対戦すると思ったら、昔、一緒に同じ釜の飯を食べ、必死に練習をした事を思い出した。
昔、一緒に過ごした同士が、同じ指導者をしていてグラウンドで会えるとは、嬉しい限りです。
そして、彼みたいな同志と共に、長野県サッカー界に恩返ししていきたいと思っている。