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嬉しいはずのゴールに反応しない子供たち

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先日のトゥラウムアカデミー(長野市サッカークラブ)ジュニアユースの練習での出来事。

 

練習の最後、ミニゲームをしていると、ゴールが決まる。
しかし、何もなかった様にシーンとしている。
ゴールした子供は、心の中で喜んでいるのだろう。
子供は、ゴールしても、クールでいた。
クールでいるのは、自分を謙遜する事を美徳とする日本的な感情なのかもしれない。

 

フットボールとは、ゴールを決め、ゴールを守り、勝敗を争うゲーム。
ゴールを決めなければ勝利はない。
だからこそ、ゴールを決めたら、決めた本人も、チームメイトも嬉しいに違いない。
ドイツで子供たちを指導していた時は、ゴールの瞬間が最も大騒ぎになっていた。

 

ゴールの瞬間には、子供たちの喜怒哀楽が現れるのは自然な事です。
しかし、練習中の選手達は、せっかくのゴールに反応していなかった。

ゴールを奪った瞬間は、嬉しさのあまり、走り出したくなる、大声を出したくなる、ガッツポーズしたくなる。
感情をそのまま出せば、自然にそうなるに違いない。
子供たちには、とにかく喜怒哀楽を表現すようになって欲しい。
クールでいるより、ゴールの喜びを爆発する方が、サッカープレーヤーとしては自然体だから。

 

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