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嬉しいお便りを頂きました

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先日、ドイツサッカースクールに在籍していたお母さんから、お便りを頂いた。

 

息子さん(Aくん)が、小学校で仲間外れにされた。
Aくんは学校から泣いて帰ってきたこともあれば、ひとり怒っている時もあった。
話を聞けば、一人の身体の大きな子が、まわりの友達にAくんを仲間外れにするように言い、言われたの子達は、その子には何も言えなかった。
Aくんは、自分を仲間外れにした子に、仲間に入れて欲しいと言い続けた。
その後、お母さんは、息子さんがどうやって解決したかは分からない。
しかし、今となっては仲間はずれにした子が、Aくんの一番の仲良し友達になっていると言う。

 

今の世の中は、なんでもかんでも子供の世界に大人が関与してくる時代だ。
子供が忘れ物をしたら、保護者が届けに来る。
名前を呼ぶときに『さん』を付けることになっている小学校で、自分の子供が呼び捨てをされたからと、親が学校の先生にクレームを言う。
子供同士でけんかすれば、親が出てきて謝罪する。
まれに、腹を立てた親は、相手の親に文句を言い、親同士でも口論になる。
とにかく、子供たちの世界に大人が関与したがる傾向にある。

 

泣いている息子を見れば、親として心配するのは当たり前だ。
誰だって、自分の子供が仲間外れにされて泣いていれば辛い。
ある意味、自分の事よりも、泣いている息子を見る方が辛いだろう。
しかし、息子さんは、大人の力を借りず、自分の力で解決した。

私は、子供たちに自分で解決する力を身に付けて欲しいと思っている。
それは、将来、子供たちが社会へ出れば、自分の力で生きていかなければならないから。
だから、ドイツサッカースクールの指導でも、そのことを大事に子供たちに接している。

Aくんは、子供ながらに涙して苦境を乗り越えた。
そして、この事態をじっと見守ったご両親も素晴らしいと思う。

私は、このお便りを読んで、Aくんは確実に生きる力を身に付けたと思った。
そんなAくんを誇らしく思う。

温かなお便りをありがとうございました。

 

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