先日のドイツサッカースクールでの一コマ。
その日は、体育館での活動だった。
日中暑く、スクール前に体育館に入ると、館内の気温はかなり高くなっていた。
立っているだけでジワーっと汗が噴出してくるくらいの暑さだ。
だから、直ぐに体育館の小さな窓を全て開けた。
風が流れてくると、子供たちは、『 涼しぃー 』 と大喜びしていた。
そのままみんなで楽しくサッカーをしていると、外が徐々に暗くなってくる。
夏場で陽が長いとは言え、体育館内も徐々に暗くなってきた。
明るいほうがサッカーはやりやすい。
夜暗くなってきたら、電気を付けるのは当たり前だ。
俺は、明るい方が、ボール、ゴール、見方、相手チームも見やすいからサッカーはやりやすくなると考えていた。
だから、多少体育館が暑くても、窓を閉めて電気を付けた方が良い!と普通に考えていた。
俺は、子供たちに聞いた。
『 薄暗くなってきてボールが見ずらいけど、このまま窓を開けて電気を付けると虫が入ってくる。さー、どうするか? 』
結果的に、こんな感じになった。
保護者の皆さんが、お迎えに集まりだしたので、俺は、保護者の皆さんに 『 暗いですよね~ 』 と言った。
すると、保護者の皆さんも、 『 暗いですね~ 』 と笑いながら応えた。
子供の発想は、俺とは異なった。
彼らは、明るさよりも、涼しさを優先した。
子供たちは、少々暗かろうが、楽しくサッカーを続けた。
子供の発想は、時に、大人の予想を超える。
改めて、子供たちの発想の素晴らしさを感じた。
結果、電気を付けずに、夕刻の涼しい風を感じながらサッカーを続けることになった。