昨日、スクール生がスクール前に遊んでいて、ボールを思いっきり蹴り上げ、屋内施設のかなり高い所に乗ってしまった。
蹴り上げた小学2年生の Tくんは、 『 コーチ! 上にボールが乗っちゃったよ! 』 と言ってきた。
ふと見上げれば、確かにかなり高い所にボールが乗っていた。
施設管理者に話をして、業者さんが来てくれないと取れない所だ。
ちなみに、サッカーボールのまわりに、テニスボールも沢山乗っかっていた。
そこで、俺は、言った。
『 ありゃー、コーチにも取れんわ 』
すると Tくんは、『どうしよう 』 と言う。
俺は、『 どうするか〜 』 とだけ言った。
すると、Tくんは、『 俺は登って取る 』 と言い出し、鉄柱を登ろうとした。
俺は、安全面の配慮が必要なので、彼の様子だけ遠巻きに見ていた。
しかし、大人でも登れないような高い場所なので、2年生のTくんには到底不可能。
まー、かなり長いはしごでもなければ、とても届かない場所だ。
サッカースクールが始まり、途中で1人1個のボールを使うトレーニングになった。
すると、Tくんが俺のとこにやってきて、言った。
『 コーチ、おれ、ボールが無いんだけど 』
俺は、 『 そうだね〜、ボール無いね。どうしたら良いか自分で考えて 』 とだけ伝えた。
その後、トレーニングを続けていると、再度、Tくんが片手にボールを持ってやってきた。
『コーチ、このボール貸してください』
Tくんが手にしていたのは、スクール所有のボールで、幼児が体験にきた時に貸している小さなボールだ。
小学生が使うよりも一回り以上小さい。
俺は、『そのボールで良ければどうぞ』 と伝えた。
彼は、考えた。
彼は、日頃使うボールよりかなり小さな幼児用ボールだったが、その後のスクールを楽しむことが出来た。
俺は、子供が困った時に、すぐには助けない。
まず、子供が、自分で考える事を促す。
Tくんは、自分で鉄柱に上ろうと考えた。
その後、ボールが無かったら、コートの外にあったスクールのボールを借りようと考えた。
そして、コーチに、貸してください、自分から大人に直接お願いする事ができて、他のみんなと一緒にサッカーを楽しむことができた。
小学校低学年でも、大人が助けなければ自分で考える。
そして、何かしら解決策を子供ながらに見出す。
子供は、大人が助けなければ、自分で 『考え』 『行動』 できる。
スクール後、施設管理者の方に事情を説明。
後日、どこかしらから長いはしごを調達してボールを取ってくださるとのこと。
お手数をお掛けしてしまうことに、お願いと謝罪をした。
ご迷惑をお掛けしすみません。
子供にもきちんと反省してもらいます。
こうやって子供は学び、成長していきます。
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