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子供の自主性を促す親たち

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昨日ドイツサッカースクールの小学2年生チビ軍団が、プライベート(U-9)の大会に参加した話。

 

たまたま見た強いチームは、試合毎に『お前達の悪いところはなー』と大人に叱られ、子供たちの表情はどんどん暗くなっていたようだと聞いた。

逆に、ウチの子供たちは、2年生ながら自分達で全てを仕切り、サッカーをのびのびと楽しんだらしい。

この2つのチームの大きな違いは何か?

 

それは、子供たちのまわりにいる大人がどうように子供に関るかだ。

大人とは、指導者や保護者のこと。

 

前述した強いチームは、大人が積極的に子供たちの輪に入り関っている。

大人が主導して物事が進んでいく。

子供は、どちらかといえば受身の立場だ。

しかし、後者は、大人が子供たちの自主性に任し、子供たちが自分達で行動している。

後者は、保護者のみなさんが、サッカーをするのは親では無く子供だと認識している。

子供の自主性を遠巻きに眺めていたわけだ。

素晴らしい。

親は、とかく子供に世話を焼きたがる。

子供にとって不必要なことまで口を挟んでしまうものだ。

 

勉強が好きでは無い子供は、宿題をやりたがらない。

その時に、大人が『宿題をやれ』と命令すれば、子供は宿題を嫌々やる。やらされる。

しかし、子供たちが自主的に宿題をやるように、大人が上手く促す事ができれば、子供は自主的に勉強をする可能性は高い。

大人の『やれ』という強制は、子供の自主性をとやる気を奪ってしまう。

 

俺は、ドイツサッカースクールでサッカーの楽しさや技術はもちろんのこと、子供たちの自主性を高めるサポートをしている。

常に、子供たちに、自ら 『考え』 『決断し』 『行動する』 ことを求めている。

その経験を子供たちに沢山とらせる事が大切だと思っている。

そして、その俺の哲学に保護者の方々が賛同してくれることも願っている。

今回の大会の話を聞いて、保護者の方々が、共に子供の自主性を高めようとしてくれていた事を俺は本当に嬉しく思う。

 

子供は、将来、必ず独り立ちして社会に出る。

社会では、結局、自分の力で全てを解決していかなければならない。

だから、子供が小さい頃から、彼らが自主的に行動するように促し経験させていくことは、とても大切だ。

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