先日、ドイツサッカークラスの幼児クラスに、新年度に向けて年少さんが体験にやってきた。
年少さんは、小さい。
年少さんは、初めての場所にきたので、だまーってじーっとしていた。
自分からは動けない。
その場になれるのには、時間が掛かる。
すると、既にスクール生としてサッカー経験のあるベテラン・年長さんたちが年少さんに優しく声を掛け始めた。
年長さんたちは、年少さんにやり方を教えてあげたり、ボールを拾ってあげたりしていた。
いつもなら、彼ら年長さんは幼児クラスのおチビちゃん達だ。
しかし、今回は、彼らが大きなお兄ちゃんに見えた。
立派に年下の面倒を見る、たくましいお兄ちゃんだった。
そのうち、年少さんにも笑顔が見える。
俺は、ドイツサッカースクールで、年上の子が年下の子の面倒を見て、年下の子は、安心して年上の子供たちに付いて行くことを、コンセプトにしている。
小学生のクラスでは、その関係性を高学年の子供たちに伝えている。
それは、現代社会の中でコミュニケーション力がどんどん欠けてきているからだ。
小学生であれば、クラス単位で友達と遊ぶことはあるが、学年や学区を越えた友達と遊ぶ機会は少ないだろう。
首都圏などの大きな都市に行けば尚更だ。
初めてサッカースクールにやってきた年少さんと、年長さんたちのやり取りを見ていて、とても微笑ましかった。
本当にまだ小さな子供たちだが、立派なお兄ちゃんに見えた年長さんたち。
今後もすくすくと育ち、いつも年下の子供たちの面倒を見られる子になってくれたら嬉しい。
そして、年少さんが、優しい年長さんたちに接して、彼が年上になったときに、彼が年下の子の面倒を見られるようになったら、これまた最高だ。
世の中には、人と人のコミュニケーションが必要であり、子供たちには、その力を身に付けて欲しいと思っている。
今回、幼児クラスで素晴らしい子供社会のコミュニケーション力を見ることができた。
今後、もっともっとその力を成長させていきたい。
そうすれば、笑顔も自然に増えてくるだろう。
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