ドイツサッカースクールで子供たちを見ていて感じること。
人の話をきちんと聞いて、自分で考える習慣があるか、ないか。
スクール中、俺が全員を集めて話をする。
静かに、コーチの話に最後まで耳を傾け、聞き入って理解する子どもは多い。
日頃の素晴らしい習慣だと思う。
一方で、話の最中に、よく質問をする子供がいる。
俺は、質問をする事自体、積極的で良い事だと思う。
それは、自分の聞きたい事、知りたい事がある時に、黙っていないで確認しようとする。
その意思表示は素晴らしい、と思う。
特に、1対1の会話では無く、大勢の人がいる中で、恥ずかしがらないで質問できることは素晴らしい。
しかし、話の途中で質問をする子どものほとんどが、話の内容が分からずトンチンカンな質問をする。
当たり前だ。
話は、まだ終わっていないのだから。
最後まで聞かないから、わからない事があっても当然。
それに付き合わされる子たちは、たまったものではない。
なぜなら、トンチンカンな質問のために、話が中断され、話の続きを聞くのに待たされてしまうからだ。
俺は、話の途中で質問があれば『 まず、話を最後まで聞いて、質問があればしなさい 』 と子どもに伝える。
最後まで、話を聞く力を付けてほしいから。
そうすれば、とんちんかんな質問も減ってくるだろう。
サッカーというスポーツは、下記を繰り返し行う。
①見る、聞く、感じる
②考える
③決断する
④実行する
人の話を聞き、自分で考えれば、質問が要らない事は多々ある事を、子供たちを見ていて感じる。
サッカーで活躍するには、まず、人の話を最後まで聞き、今、何をするべきか自分で考えて行動しなければならない。
日頃の聞く、考える習慣は大切です。
それは学校や社会で生きていくためにも必要なことだから。