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コーチ、まだ足痛いの?

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ドイツサッカースクールで、1人の子供に言われた。
『 コーチ! まだ足痛いの? 』

 

その子に言われた時、??? となった。
スクール前にグラウンドで設営をしていた時に言われたのだが、俺は、すかさず、その子に 『 どうしてそう思ったの? 』 と聞いた。
すると、その子は、 『 だって、歩きづらそう 』 と言った。
俺は、その時、全く自覚症状がなかった。
もちろん、足が痛いのを回避するために、痛みの出ない歩き方で歩く。
しかし、歩きづらいなんて全く考えていなかった。

 

7週間前、ドイツサッカースクールのトレーニング中に、足首の外側靭帯を損傷した。

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整形外科のお医者さんにギブスをすると言われたが、レントゲンで骨が折れていなかったから、ギブスはお断りした。
しかし、歩くどころか足すら地面につけないので松葉杖を借りた。

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職業柄、怪我には慣れているし、同じ箇所は古傷でもあった。
1、2週間もすれば松葉杖無しで、普通に歩けるようになるだろうと思っていた。
しかし、実際は、週間も松葉杖が必要だった。

 

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松葉杖無しで歩けるようになっても、足を地面についた加重の瞬間に痛みがある事がしばしば。
そして、7週間経った今、松葉杖は、全く入らなくなったものの、加重の仕方によって痛みが出るときもある。
治るのに、かなり時間が掛かっている為、やっぱりギブスした方が治りが早かったかなとも思う時がある。

 

無意識に足をかばって歩いているせいか、最近は、直接的に足首に関係のない腰や背中などが痛くなる。
スクールで子供に言われたことで、ハッとした。

人間にとって、歩き方や、立ち方は大切だ。
日々、歩き方や姿勢が悪いと、その積み重ねでゆくゆく身体に悪い影響をもたらす可能性がある。
改めて、自分の身体と怪我にきちんと向き合うべきだと思った。

ドイツサッカースクールの子どものちょっとした一言で、俺は悪い事に気づき、反省することができた。
やはり、日々のコミュニケーションは大切だなあと実感。

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